2019年4月10日、桜田義孝(さくらだ よしたか)五輪相が辞任した。相次ぐ失言で自らを追い込んだ格好だが、大臣の評価自体は置いておく。それより今回ご紹介したいのは、桜田義孝議員の公式HPに掲載されている漫画『桜田よしたか物語』だ。
・なかなかの大作
漫画『桜田よしたか物語』は、その名の通り桜田義孝議員の半生を描いた自伝漫画である。4月11日現在も桜田義孝議員の公式ホームページから閲覧が可能で、全8ページからなるなかなかの大作だ。
この漫画がいつ公開されたかは定かではないが、漫画の中に「まずは政権奪回!」とあるから、第2次安倍内閣が発足した2012年より前のことなのだろう。つまり、7年ほど前から『桜田よしたか物語』は世に出ていたというわけだ。
・いまが注目のピーク?
だがしかし、ぶっちゃけ政治家の半生なんてあまり興味がないジャンルであることは疑いようもない。当然『桜田よしたか物語』も知る人ぞ知る漫画であったが、桜田義孝議員に失言が相次いだ時期からにわかに注目を集め始め、辞任に追い込まれたこのタイミングが最も注目されているようだ。
漫画の内容についてはあえて言及しないので、ぜひご自身の目でご確認いただきたい。ただ1つだけ言えることは、自分を理解してもらうための漫画がこういったタイミングで脚光を浴びてしまうことは非常に皮肉めいている、ということだ。
参考リンク:漫画「桜田よしたか物語」(PDF)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Wikimedia Commons
▼なお、桜田義孝議員はYouTubeチャンネルも開設している。