2019年4月4日、東京・銀座に「MUJI(無印良品)」の世界旗艦店、無印良品 銀座がオープンした。ここは建物すべてが無印良品。「MUJI HOTEL」も併設している大型商業ビルである。
4日がオープンにも関わらず、何を血迷ったか前日に行ってしまった私(佐藤)は当然入ることができなかった。悔しかったのでオープン日にも行ってきたぞ! 無印の焼きたてパンが食べたかったのだが……。
・待たずに入店
同日13時頃にお店に行ってみると、短いながらも列ができていた。
これはもしや、結構待つことになるのか? と思ったら、列はスイスイ進んでいき、5分と待たずに入口を通過した。なんだ、簡単に入れるじゃないか。
・パンが1個もない……
難なく入れたので、すぐさま狙いのベーカリーに直行! パンを買って、さっさと帰るぞ~! と思ったら……。
パンが1個もない……。焼き上がり時間が決まっており、その都度完売してしまうようだ。
なんてこった……。せっかく2日連続で来たのに、またしても買えなかった。ついでにお伝えすると、さらに翌日、つまり私は3日連続でここ無印良品 銀座に来たのだが、やはりパンを買えず。いつになったら無印のパンを買えるのか……。
・6階のレストランへ
せめて食事をして帰りたい。そう思ったが、地下の「MUJI Diner」は地下に降りる階段いっぱいに人が並んでおり、いつ利用できるか不明の状態。たしか6階にもレストランがあったはず。そう思って、エスカレーターを上がっていくとホテルのフロントがあった。
すでに宿泊している人はいるのだろうか? そんなことを思いながらフロントの真横を見ると、そこには和食のレストラン「WA」が!
レストランの入り口周辺に人が並んでいる様子はないし、すぐに利用できるかも? スタッフに尋ねると1人しか待っていなかった。これはチャンス! 地下に比べると和食レストランは利用しやすいのかも。しばし待った後に無事入店!
席についてメニューを見ると、ランチは「おぜん」と呼ばれる定食がメインだ。
よくよくメニューを見てみると……鮨?
スシ!? 無印のSUSHI!
鮨があるじゃないか!!!! マジかよ!
よし、無印の鮨食うぞ!! みんなに自慢できるだろ、コレ。「無印の鮨食った(笑)」、そう言いたい。パンは食えなかったけど、鮨食えるからいっか。ところが!
鮨も売り切れだった……。残念。仕方ないから、お肉のおぜん(1600円)を食べることに。「無印の豚の角煮食った」……。う~ん、いまいちしっくり来ないけど、まあいいか。鮨は売り切れなんだから。
・両津がしょう油をぶっかけるくらい優しい味
ちなみにお肉のおぜんはご飯に味噌汁、肉じゃが・温泉たまご・サラダに漬物、それに豚の角煮といったラインアップ。東京・銀座のド真ん中、しかも無印良品の世界旗艦店で、まさか旅館の朝食みたいなメニューにありつけるとは。
味を一言で説明するとしたら、「優しい」だ。何から何まで全部優しい。ご飯も味噌汁も優しい。肉じゃがも温玉も角煮もすべてが優しい。きっと『こち亀』の両津勘吉なら、全部にしょう油をぶっかけるくらい優しい味をしている。
味の個性とか、食材の主張とか、そんなものは一切感じさせない。まさに “無印” な味だ。
・突然コーヒーマシン!
優しい味でお腹を満たし、帰る前に4階の書籍コーナー「MUJI BOOKS」に立ち寄ったところ、意外なものがあることを発見した。それは……。
コーヒーマシンだ。え!? ここでコーヒー飲めちゃうの?
飲めちゃうんです! ブレンドもカフェインレスも1杯100円で飲めちゃうんです!!
セルフで紙コップをセット、100円を入れてボタンを押すだけでアツアツのコーヒーを手にすることができる。まさかこんなところでカフェ気分を味わうことができるなんて。
しかも、その間近のカウンター席を見ると、壁コンセントとUSBの給電口が!
さらにWi-Fi接続無料!
100円でコーヒー飲めちゃうだけでなく、電源もWi-Fiも使えるなんて最高すぎるだろ! という訳で、焼きたてのパンも鮨もゲットできなかったけど、得した気分になったぞ。現場からは以上っす!
・今回訪問した店舗の情報
店名 無印良品 銀座
住所 東京都中央区銀座3−3−5
営業時間 10:00~21:00(1階ベーカリー、地下Dinerは7:30~)
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24