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【もうすぐバレンタイン】お金より手間暇かけて…イラストクッキーで本気の想いを伝えちゃおう!

2019年1月19日

来たる2月14日に向けて、デパートのバレンタイン特設ブースには例年どおり女子たちが群がっている。「バレンタインに女性が男性にチョコを贈る」というのは日本独特の風習で、そもそもの起源が菓子業界の販売戦略だというエピソードを聞くと、踊らされている感もしなくはない。

しかし、シャイな日本人にとって「想いを伝えてOK!」と公認されているのは単純にありがたいイベントである。私も幼少期から世間並みに、この風習に乗っかり続けてきた。

チョコ選びにおいて多くの女性を悩ませるのが「義理と本命チョコの差別化」ではないだろうか。本命と気づいてもらえなければ、せっかくの勇気も水の泡である。

デパ地下で階段にまで行列が続く人気店といえば、ピエール・マルコリーニやジャンポール・エヴァンといったオシャレな横文字のブランドばかりだ。ここで男性陣に聞きたいのは、これを女子に渡されて、果たして「ピエール・マルコリーニじゃん!」ってなる? という点である。

そもそもそんなスイーツブランドを一般的な男性は知ってるのだろうか? そのへんのスーパーに売っているチョコと混同されちゃ、行列の女子たちも浮かばれない。

ブルガリやアルマーニなど誰もが知ってるハイブランドもチョコレートを展開しているので、金にものを言わせてそれらをチョイスするという手もある。だがそうなると今度は「金にものを言わせたのだな」と男性に引かれてしまう可能性が浮上してくる。

最後に思いつくのは手作りだ。しかしここでも、あんまり綺麗に作ると既製品と間違われる恐れや、あっさりしすぎるとこれまた義理との区別がつきにくいなどの不安が生じる……。男性の知らないところで、女性たちは毎年こうした苦悩を抱えてバレンタインデーを迎えるのだ。


ここで満を持してオススメしたいのが、イラストやメッセージをチョコレートで手描きするクッキーである。絵が描けなくても不器用でも大丈夫! いるのは時間と根気だけだ。わたしはコレで2回くらい、うまいこといった覚えがあるぞ。

・材料を準備しよう

用意するのは

・クッキーの生地
・めん棒
・クッキーの型

・板チョコ
・竹串、つけペンなど先のとがった棒
・クッキングシート
・描きたいデザインの下絵

以上だ。クッキー用の飾りは好みで。

・作り方

まずクッキングシートを下絵の上に固定する。ズレると厳しいのでテープで止めるとよい。

湯せんで板チョコを溶かす。レンジでもいいが、すぐ固まってしまうので湯につけっぱなしのほうがラクだ。

溶けたチョコをつけペンの要領で竹串につけ、下絵をなぞりながらクッキングシートにのせる。

失敗してハミ出しても、チョコなのでチョコチョコと修正がきくのがイイ。

最初は「難しい」「無理」と感じるかもしれないが、騙されたと思って10分くらい続けるとマジで慣れてくるので諦めないでほしい。複雑じゃないキャラクターだと5cm四方サイズでだいたい所要時間は10〜15分。

伸ばしたクッキー生地と、描き終えたクッキングシートのチョコの面をあわせて、絵がくずれない程度の力で上からめん棒を転がして押さえる。シートが飛ばないよう慎重に、冷凍庫へ入れて30分待ちましょう。

キンキンに冷えた生地から、ソロリソロリとシートをめくれば……ビックリ! チョコが生地側に張り付いている。この「冷凍庫に入れる」手順を飛ばすと、全てがオジャンになるので注意したい。

あとは好みに型どりして、オーブンで普通に焼けば出来上がり!

チョコは簡単には剥がれないのでラッピングしても大丈夫だ。思ったより簡単だったでしょ?

・くれぐれも注意

この調子で文字にもチャレンジしてみよう! ロゴなどは少し手間がかかるぶん、より本気度が伝わるはずである。

色を使いたい場合はホワイトチョコに食紅を混ぜれば、ある程度のバリエーションは出せる。

ここで賢明な方はお気づきかもしれない……。

このクッキー作りでは、転写する際に図柄が反転してしまうということに……。

文字の場合、反転するとごまかしがきかない。下絵は反転コピーしてから使おう。苦心のすえ描き上げてから気づくとショックが大きいので、事前にくれぐれも注意したい。下絵は反転コピーしてから使おう……!

・面倒くさがりな貴女へ

そんなチマチマした作業なんてできないわ! という方には「フードペン」という便利なものが売っている。

乾いた食べ物なら何にでも書くことができるペンで、もちろんインクは食べられる。一発描きの自信がある人にはいいかもしれない。

・手間とアイデアで想いを伝えよう

あんまり上手じゃないくらいの方が「がんばった感」が出て、逆に好感度が上がるのでは……? とか想像するのだが、男性陣の見解をぜひ伺いたいものである。手間がかかっていることだけは伝わるはずなので、少なくとも義理チョコと勘違いされる心配はなさそうだ。

金額や珍しさでは計れない気持ちをクッキーにしたためて、大好きな人に贈ろう

参照元:日本チョコレート・ココア協会
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

▼もちろんバレンタイン以外のシーンでも。

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