昨年の覇者・ゴールドドリームが出走回避したことで1強ムード漂うチャンピオンズカップ。今年G1を7勝しているルメール騎手がゴールドドリームの手綱をとる予定だっただけに、歯車が狂った競馬ファンも多いのではないだろうか。
ただ、ルメール騎手がいなくなっても記者は何ら動揺していない。ここまできたら外国人騎手と一蓮托生。平成最後の冬、最後までその勢いは衰えないと見ている。
・ルヴァンスレーヴを切る
さて、さっそくチャンピオンズカップの予想といこう。大方の予想は3歳馬のルヴァンスレーヴ(ミルコ・デムーロ騎手)だろう。ここまで7戦6勝2着1回と超がつくほどの安定感を見せており、前走のマイルチャンピオンシップ南部杯でゴールドドリームをはじめとする古馬に勝っているから当然だ。
しかしながら、堅そうに思えて意外と配当がつくのがチャンピオンズカップというレースでもある。グリグリの二重丸でルヴァンスレーヴを推したくなるが、配当がつかないのでバッサリ切る。加えて、ミルコ・デムーロ騎手はどうも本調子じゃないように感じる。そして不安要素はそれだけじゃない。
・モレイラ騎手推し
ズバリ、厩舎を見ても西高東低なのだ。この競馬の勢力図はよく言われることではあるが、美浦よりも栗東が断然強い。チャンピオンズカップも例外ではなく、2016年こそ美浦のサウンドトゥルーが勝っているが過去10年の結果を見てみると栗東ばかり。それもあって、完全に美浦のルヴァンスレーヴを信じきるのは割に合わないとも言える。
では、どの馬を買うのかだが、冒頭で書いたように外国人騎手と一蓮托生。エリザベス女王杯でなかなか勝ち切れなかったリスグラシューをG1馬に導いたモレイラ騎手のサンライズソアで勝負したい。
また、C・デムーロ騎手のオメガパフュームも侮れない。これまでルヴァンスレーヴの影に隠れていたが、JBCクラシックでの走りといい大舞台での逆転劇があると考えてもよさそうだ。
もう1頭のサンライズことサンライズノヴァ(目下3連勝中)も注意したい。勢いに乗ったままG1を勝つケースはあるだけに、こちらも一発があると見ている。本音を言えば日本人騎手の意地を見たいので、戸崎圭太騎手の好騎乗を期待したい。
・無欲でシンクロ予想
まぁ、ルヴァンスレーヴもしっかり抑えるのが正解だろうが、記者は思い切ってズバッと切る。ルヴァンスレーヴが人気になればなるほど、配当はガンガン上がっていく……と想像したら楽しくなるではないか。
ちなみに理論無視だとどうなるのか。欲を出しすぎていることに気づいたので、無欲となるよう競馬にまったく詳しくない あひるねこ 記者に数字を導き出してもらった。
そしたら!!
「8:ケイティブレイブ」「2:ルヴァンスレーヴ」「15:インカンテーション」というリアルに当たりそうな予想が出た。ついにマンバくんが初勝利を飾るのか、それとも記者のルヴァンスレーヴ切りが当たるのか。チャンピオンズカップの発走は12月2日の15時30分だ。
・【追記(結果)2018年12月3日11:45更新】
どうやら今年の3歳馬の強さは本物のようです。結果はルヴァンスレーヴ、ウェスタールンド、サンライズソアでした。次の週末は阪神ジュベナイルフィリーズ。難しいG1ですが、モノにしたいところです。次回の予想にご期待ください。
参照元:JRA公式サイト
予想:マンバくん
イラスト・執筆:万馬券原田
Photo:RocketNews24.