誰もがその矛盾に気付きながらも、気付かないフリをしていた。それを指摘してしまうと、自分が食べているのは一体何なのか? その根底が覆されてしまうからだ……。しかし、我々は今一度問いただす必要がある。カップ焼きそばって、実は焼いてなくね?
本日2018年11月26日、ある企業がこの矛盾に正面から向き合い、そして力技での解決を図ろうとしている。世界初となる焼きそば専用ホットプレート『焼きペヤングメーカー』を使ってだ。そう、ややアホである。しかし! この企業はどうやら、ペヤングを愛しまくっている……。
・ペヤング専用ホットプレート
家電・雑貨を企画販売するライソンが本日11月26日より、『焼きペヤングメーカー(税抜2980円)』への出資をクラウドファンディングサービス「レディーフォー」にて募っている。この商品は、ペヤングが大好きな一人の社員の企画から生まれたそうだ。
・矛盾を解決
普通にペヤングを作ろうと思ったら、まずはお湯を沸かしてカップに注ぎ、3分経ったらお湯を捨ててソースをかけ完成となる。しかしこれでは、焼きそばなのに焼いたことにはならない……。
この矛盾をとんでもない力技で解決してくれるのが『焼きペヤングメーカー』である。さっそく使い方を説明しよう。プレートに水を張って沸騰したら……。
そこにペヤングを丸ごと投入! かやくも一緒だ。
次に麺を裏返し、両面をしんなりさせてーの……。
焼く! 焼く!! 焼くゥゥゥゥゥウウウ!!! 水気がなくなるまでよく炒める。
その後、ソースを全体に絡ませ、ふりかけ・スパイスをかければ完成である。
・溢れるペヤング愛
ライソンによれば、焼いて作ることで麺がソースを吸い、本格的な香ばしい焼きそばができるとのこと。何なのだこのアホと天才は紙一重みたいな発想は。ペヤングへの愛が強すぎる。ていうかこれ、普通のホットプレートじゃダメなのかよ。
……なんて思ってしまったことを反省したい。この『焼きペヤングメーカー』はペヤングを販売する まるか食品が監修しており、以下の商品説明からも分かるように、こだわりにこだわり抜いて開発されたようだ。
「1. 『超大盛』にも対応したプレートサイズ。
2. ガス火での火力を再現し、ペヤングを美味しく焼くためだけに最適化された温度設定。
3. 一番おいしくつくれる水の分量が測れる『計量器』付き。もちもちな仕上がりに。
4. Wフッ素樹脂加工のプレートで、こげつきにくくお手入れ簡単。」
だから、ペヤングへの愛が強すぎる。「ペヤングを美味しく焼くためだけに最適化された」という部分からは、もはや狂気すら感じるぞ。ちなみにこの商品を使った場合、約10分でペヤングが完成するらしい。意外と早いな。
・試してみる価値あり?
商品の出荷は3月を予定しており、クラウドファンディング終了後は全国の雑貨店、ディスカウントストア、量販店でも販売されるようだ。もしかするとペヤングの真のポテンシャルは、このプレートで焼くことで初めて発揮される……のかもしれない。
参照元:ライソン、レディーフォー「焼きペヤングメーカー」
執筆:あひるねこ