これまでに奇抜なサービスで何かと話題になっている「三和交通」。タクシー会社でありながら、「タクシーで行く心霊スポット巡礼ツアー」を企画したり、ドライバーをSPや忍者に変身させるなど、斬新かつ大胆なサービスをいくつも提供している。
そんな同社が、まったく新しいタクシー呼び出し用のデバイスを開発した。「タクシーホイッスル」はその名の通りに笛だ。これを吹けば、タクシーを呼び出すことが可能なのだとか。クラウドファンディングサイト「Makuake」で支援を募っている。
・タクシー配車アプリよりも簡単
タクシーを呼び出す方法は電話だけでなく、最近では交通会社の専用アプリが登場している。スマホの位置情報を元に、自宅や会社など所在のハッキリした場所だけでなく、屋外の住所地のわからない場所でも迎えに来てくれることが可能になった。同社のタクシーホイッスルを使えば、スマホを操作する手間さえも省けてしまう。何しろ笛を吹くだけなのだとか。
・高齢者にも扱いやすい
仕組みは簡単だ、タクシーホイッスルとスマホをBluetooth接続しておけば、笛を吹くか本体のボタンを長押しするだけで、位置情報がサーバに送信され、その情報を元にタクシーが来るとのこと。
このデバイスのメリットは、いちいちスマホを取り出す必要がないこと。また、スマホ操作が苦手な高齢者にも簡単にタクシーを呼び出すことができることだ。しかし、スマホを所持していないと笛だけでタクシーが来ることはないので、その点だけ注意が必要である。
・発表初日で24パーセント
2018年10月3日にプロジェクトを公開し、すでに目標金額(50万円)の24パーセントの支援を集めている。プロジェクト終了の12月20日までに無事に目標金額に到達しそうな勢いだ。ちなみにタクシーホイッスルの利用可能エリアは、横浜を中心に神奈川・東京・埼玉となっている。このデバイスの登場により、タクシーの利用がもっと簡単で確実なものになること願う。それにしても、三和交通は新しいサービスを生み出すセンスに長けている。