2018年9月5日、プロ野球ファンにとって辛すぎるニュースが飛び込んできた。現在、セ・リーグ首位を走る広島東洋カープの新井貴浩選手(41)が今季限りでの現役引退を発表したのだ。2000本安打も達成した名選手が、20年の現役生活に終止符を打つことになった。
そんな新井選手の引退は広島ファンや前所属の阪神ファンだけでなく、野球ファンからも悲しみの声が続出。ネット上では「新井」「新井さん」「新井貴浩」らがトレンド入りしている。ただ、不思議な現象も起きていて、なぜか「護摩行」もトレンドに入っている。
・新井選手と護摩行
プロ野球ファンには説明するまでもないが、知らない人のために簡単に紹介しよう。護摩行とは空海がもたらしたとも言われている修行法。願いがこめられた護摩木を焚き、煩悩を焼き払う。次第に炎は巨大化。高さ3メートル、温度は300度にも達する中、修行者は一心に拝む。
想像を絶するほど過酷な修行なのだが、シーズンオフの1月に新井選手は毎年のように護摩行へ。すごく苦しそうな表情がスポーツ紙の一面を飾ると、野球ファンは「もうすぐシーズンだな」とさえ思うようになっていた。
過去にも長嶋茂雄氏、清原和博氏、金本知憲監督(阪神)といった名選手が護摩行を行っていたが、新井選手はネット民から特別に注目された。もはや風物詩と言っても過言ではなく、「新井=護摩行」の方程式が成り立っていたのだ。
・ネットの反応
トレンド入りしているのは、新井選手の護摩行に対するコメントがSNSで発信されまくっているから他ならない。以下、ネットの反応である。
「新井さんの来年からの護摩行がどうなるのか、私気になります!」
「新井さん、一生護摩行は続けて欲しい、、、」
「護摩行の記事が見れなくなるの辛いですっ!」
「新井さん…引退しても護摩行だけは追いかけてほしい」
「新井貴浩、引退すんの??? もう護摩行は見られへんのかww」
「コーチになっても護摩行は続けてほしいわ」
「新井さんの引退で何が悲しいってもう新井さんの護摩行が見れないってことだよ」
などと、来年から新井選手の護摩行が見られないことを気にする声が多かった。また、トレンドには「ツラゲ」も入っている。こちらは新井選手の絡むゲッツー(併殺)のことだ。広島東洋カープは史上初のリーグ3連覇目前。新井選手の引退を力に変えて、日本一を手にするか注目したい。