ロケットニュース24

「ポケモンGO」と「妖怪ウォッチワールド」はココが全然違う! 『ヒョーイ』で自宅に居ながら全国を旅できる!!

2018年7月3日

7月になると思い出す。2年前に「ポケモンGO」に夢中になって、暑さをモノともせずにモンスターを探し回った日のことを。今でも元気にプレイを続けている人はいるのだが、一度やめた身の私(佐藤)には、もうその元気がない。

同じようなゲームと認識されていた「妖怪ウォッチワールド」を始めてみたところ、実際は全然異なることがわかった。何より違う点は、遠くまで妖怪を探しに行かなくても、はるか遠くの妖怪をゲットすることができる点だ。自宅に居ても、数百キロ離れた場所の妖怪を捕まえることができるぞ~!

・「ヒョーイ」

このゲームは、GPS機能を利用して日本各地に潜む妖怪を探索するというものだ。地図と連動してモンスターや妖怪を探すという点は2つのゲームに共通していることだが、妖怪ウォッチにはポケモンGOと明らかに異なる点がある。その1つが「ヒョーイ」だ。

ヒョーイとは「憑依」を意味する。手元の妖怪を他のプレイヤーに憑依させ、そのプレイヤーが移動することによって、自分が行くことのできない場所に妖怪を連れて行けるシステムのこと。


・「ヒョーイ」のやり方

やり方は簡単だ。ホーム画面下部の項目「ホルダー」から妖怪メダルを1つドラッグして、他のプレイヤーの真上におく。

ヒョーイ先の相手側に空きがあり、なおかつ相手が承認すればヒョーイ完了。

「おでかけ」の項目を見れば、出先の妖怪の様子がわかる。承認が済んでいなければ「承認待ち」の状態に。ヒョーイの時間が終了していれば、妖怪は「Zzz」と寝息を立てているような状況になっているはずだ。ちなみにヒョーイさせた妖怪はいつでも自分の元に呼び戻すことができる。


・都内から名古屋を経て、大阪・兵庫へ

では、ヒョーイさせた妖怪がどこまで遠くに行くのか? それは相手次第。たとえば、出張中のプレイヤーにヒョーイした場合は、結構遠くまで自分の妖怪を運んでくれることになるだろう。私が実際にプレイしたケースでは、都内でヒョーイしたプレイヤーが名古屋にまで移動した。

その後、大阪まで私の妖怪「ババァーン」を連れていってくれたのである。

大阪まで行ったところでヒョーイ時間(この妖怪は4時間)が過ぎてしまったので、ゲーム内通貨の1万ヨーカを払って、12時間の再ヒョーイを行った。その場所の周囲のプレイヤーに行うことになる。


・沖縄を目指したい

その結果、ババァーンは兵庫県姫路市までたどり着いた。東京から400キロ以上離れた場所まで連れていってもらったことになる。

何だか、ちょっとした旅を味わっているような気分になれるから面白い。このままババァーンはヒョーイを繰り返しつつ、沖縄までたどり着けたらいいと思っている。また他の妖怪も同じようにヒョーイを繰り返し、北海道まで送り届けたい。ただし、再ヒョーイが終了した段階で再ヒョーイを示す数字が「0」になったので、1度この妖怪を呼び戻す必要があるのかも……。


・「妖怪の木」がポイント

ヒョーイにはもうひとつ美味しいポイントがある。それは、行った先で「妖怪の木」を植えると、その地域の妖怪を手に入れられるかもしれないのだ。

妖怪の木は、そのエリアの妖怪を呼び寄せる効果がある。呼び寄せた妖怪とバトルを行い、勝てばともだちになれる可能性がある。つまり、ヒョーイで移動した妖怪が足がかりとなって、行くことのできない遠方の妖怪を手に入れられるかもしれないのだ。

なお、妖怪の木はプレイヤーの階級「ミジンコ8段」の段階で4本しか持つことができない。


・自宅で旅気分

ポケモンGOの場合は現在、モンスターのトレードができるようになっているが、それでも他のプレイヤーと会う必要がある。だが、妖怪ウォッチは自宅にいながら、ゲーム上ですべてを済ませることができる。どこに行くこともなく、全国を旅しているような気分が味わえるのが、妖怪ウォッチワールドの醍醐味かもしれない。

Report:佐藤英典
Screenshot:iOS(妖怪ウォッチワールド)

モバイルバージョンを終了