2018年6月、またもや偉大なプロレスラーが天に召されてしまった。公式Twitterが「ビッグバン・ベイダー」ことレオン・ホワイトさんの死去を発表したのだ。懸命の闘病中のできごとで63歳だった。

「IWGPヘビー級王座」と「三冠ヘビー級王座」の両方を獲得した唯一の外国人レスラーとして知られ、90年代のプロレス黄金期を支えた “最強ガイジン” の一角だったベイダー。今回はベイダーを偲び『ビッグバン・ベイダーの必殺技ベスト10』をご紹介したい。

・最強ガイジンレスラー

1985年にアメリカマットでプロレスラーデビューを果たしたベイダー。大きな転機はマサ斎藤にスカウトされ「新日本プロレス」を主戦場に選んだことで、IWGPヘビー級王座を獲得するなど “最強ガイジンレスラー” としての地位を確かなものにした。

その後も全日本プロレス、UWFインターナショナル、WCWでヘビー級王座のベルトを獲得したベイダー。参戦する団体では高確率で主役の座を手に入れているから「自分の価値がわかっているレスラーだった」ともいえることだろう。

プロレスラーは「トランク1つで世界中を飛び回れる仕事」とされている。自分をより高く売り込み、そしてそれ以上の仕事を見せつけまた別のリングに旅立っていくベイダーは、ある意味で誰よりもプロレスラーらしいプロレスラーだったのかもしれない。

・ベイダーならではの説得力

ベイダーは190センチ170kg、その巨体から繰り出される技は大迫力で、プロレスを初めて見る人にも「絶対に強い」と確信させる圧倒的な存在感があった。パワーだけに頼らない器用さもベイダーの魅力で、ムーンサルトプレスを初めて放った時の衝撃が忘れられないファンも多いハズだ。

今回紹介する動画にはベイダーの必殺技が10収められている。どれもベイダーだからこその迫力にあふれているから、ファンはぜひともご覧になっていただきたい。ビッグバン・ベイダーよ、安らかに。ガンバッテー、ガンバッテー。

参照元:YouTube 、 Twitter@itsvadertime
執筆:P.K.サンジュン

▼動画はこちら。

▼ベイダーの公式Twitter。

▼WCWマットでライバルだったスティングもベイダーを偲んでいる。