100人対戦バトルロイヤルゲームの元祖『PUBG』のモバイル版が日本でもリリースされて、早いもので1カ月が経過した。その間のダウンロード数はなんと400万を超えているという。
スマホゲーム市場で先行していたライバルの『荒野行動』は、すでに追い抜かれた感が否めないのだが、そんななかPUBGモバイルは大型アップデートを実施した! このアップデートでなんと一人称視点でのプレイが可能になったぞ~ッ!! 実際にやってみると、迫力ハンパない!
・いきなり大型アップデート
アップデートは2018年6月19日13時に実施された。私(佐藤)が端末にダウンロードできたのは、それから約1時間後のこと。もしも現在もダウンロードできないという人は、一度端末を再起動し、AppStoreもしくはGooglePlayを確認してみると良いだろう。ここからは、iOSで検証した内容をお伝えしたいと思う。
さて、アップロードが完了してゲームを起動すると最初に、アプリの再起動が求められる。
再起動して、ゲームのホーム画面を見ると……
アレ? なんか見たことある感じなんだけど。
これ、何となく荒野行動のホーム画面に似ているのは気のせいか?
まあいいや……。
・武器庫
アップデートの詳細を見ていこう。最初にホーム画面下に新しい項目が追加されていることに気付くはずだ。「ARMORY」、つまり武器庫が加わった。
項目を開くと、フィールドで獲得できる武器について、詳しく知ることができる。これも荒野の方にあったコンテンツな気が……。なお、武器はアタッチメントやスキンを装着した状態を確認できるぞ。
・ミニゾーン
次にアーケードモードにも新しい項目が加わっている。「ミニゾーン」だ。
これまでアーケードには、25人対戦8分間の「クイックマッチ」と、狙撃銃に特化した「スナイパー特訓」があった。これに加えて、100人で限られた範囲で戦う「ミニゾーン」が仲間入りだ。
ミニゾーンは、通常のゲーム(クラシック)とクイックマッチの中間的な位置づけ。通常ゲームではプレイ時間が長すぎる、クイックマッチでは短すぎる。そんな人にちょうどいいゲームのスケールではないだろうか。
・エモート
これまでチームメンバーとは、音声チャットを使うか、文字入力のチャットを使うかしかやり取りする術がなかった。新しく「エモート」が実装された。これは手を振ったり、拍手をしたりといった感情表現を音声や文字を使わずに行うことができる。画面上の顔アイコンをタップ。
中央に表示される感情表現のなかから、ふさわしいものを選ぼう。初回起動時には、「手を振る」「投げキッス」「拍手」の3種が用意されている。
・被弾エフェクト
敵味方にかかわらず、銃撃を受けた時は緑の血しぶきのようなモノが表示されていた。設定画面でこの被弾時のエフェクトを、緑色か赤色を選択できるようになっている。
より緊迫したプレイを望むなら、赤色にしても良いかも。
・FPPモードも実装
今回のアップデート、最大の見せ場はやはり一人称視点(FPP)ではないだろうか。
これまでは自分のアバターを俯瞰した視点で見る三人称視点(TPP)だった。FPPはまるで自分がフィールドに降り立ったかのような視点でプレイすることができる。
これは迫力がスゴイんじゃないの? 実際、FPPを選択してレッツプレイ!
ブリーフィング画面ですでにFPPに変わっていることが確認できるはずだ。フィールドへのダイブは従来通りの視点。
しかし一度フィールドに降り立つと……。
おお! そこに俺がいるみたいだ!!
TPPだと、周りも含めて自分の様子を把握することができたが、FPPは周りがそれほど良く見えない。したがって、敵プレイヤーとバッタリ遭遇してしまう緊張感がある。これは怖え……、ゾンビと遭遇するんじゃないか? と錯覚してしまう。
・車もよりリアルに
ただ視界が狭くなっただけではない。通常は離れて見てたものが、より近くに見える。たとえば、車は細部の様子まで把握できる。
おお! なんかカッコイイ。もしかして運転中もFPPなの!? と思ったら、そうではなかった。残念……。
・戦闘が生々しいかも……
FPPの操作に苦労していたら、敵に遭遇! うわ~ッ! 撃たれてる、めっちゃ撃たれてる。やべぇええ!
撃ち合いに辛くも勝ち、その場に伏す敵の姿を間近で見る。う~ん、生々しい……。
ちなみに、対戦終了時の画面も地味に変わっているぞ。戦いに負けても、ちょっと誇らしい。戦友(とも)よ、またどこかで会おう。
・荒野と大きな差か?
このほかにも、期間限定の「Royale Pass」や「キャラの新フェイス」なども実装されている。テレビCMの放送が開始された今のタイミングで、大型アップデートを仕掛けてくるとは、さすがPUBGだ。荒野行動は、大きく水をあけられたのかも……。
参照元:PUBGモバイル
Report:佐藤英典
Screenshot:iOS「PUBGモバイル」「荒野行動」