「PUBGモバイル」をはじめとする、スマホ版100人対戦バトルロイヤルゲームをプレイするうえで、重要な要素がある。それは操作性だ。親指2本で操作するとなるとどうしても限界があり、以前の記事で紹介したように、コントローラを用いた方が比較的スムーズにゲームを楽しむことができる。
アマゾンでこれらを探してみると、唸るほどたくさんの製品がヒットして、どれを買ったら良いのか迷ってしまうはずだ。そこで購入時のポイントを紹介したい。最近出ている製品のほとんどが同じタイプで、雑に扱うと○○が壊れるので注意して欲しい。
・最近のモデルの弱点
私(佐藤)が最初に購入したのは、Misirinというメーカーの「射撃ボタン7代目」である。荒野行動のコントローラとして販売しているものの、正規品がある訳ではないので、正しく7代目であるかどうかは不明だが、購入時の最新モデルだったと思われる。
ボタンの感度が優れていて操作しやすかったのだが、致命的な弱点があることが判明した。これに限らず、最近の製品のほとんどがプラスチック製である。背面の爪を倒して端末と固定するのだが、テキトーに扱っているとその爪が折れる……。
端末にコントローラを付けたままカバンに放り込んだりすると、気が付いた時には爪が折れていたりする。爪がダメになると端末に固定できなくなるので、ゲームをプレイしにくくなってしまうのである。残念だ……、まさかこんなにあっさり壊れるとは。
・違うタイプのコントローラを購入
他の販売元の製品もほとんどがコレと同じような作りをしているので、購入する際には、その点に気をつけて欲しい。もしも買った場合には、たとえ面倒でも使わない時はケースにしまっておく方が安全だろう。
1本爪の「射撃ボタン7代目」が壊れたので、2本爪の製品を買ったが、これもいずれ壊れる可能性が十分にある。そこでさらに違うタイプのコントローラを買ってみた。それが今回紹介するYobenkiの「荒野行動ゲームパッド(3代目)」(購入時の価格980円)である。
この製品は、爪で端末に固定するタイプと異なり、金属製のパーツをネジ止めするタイプだ。
本体下部のプラスチックパッドを回して、端末にしっかりと止めることができる。
これなら爪タイプのものと違って、易々と壊れる心配はない。
・ゲームの操作設定でボタン位置を変更
PUBGモバイル、荒野行動のどちらも使用可能だ。ゲームの「操作設定」で、射撃ボタンとスコープボタンの位置を整えて、その真上に来るようにコントローラを付ければ問題なく使えるだろう。
・コントローラには「感応式」と「ボタン式」がある
少し使ってみたところ、浮いたりズレたりしない点はとても良いと感じた。たやすく壊れることがなさそうであることも確認でき、満足している。射撃・スコープ・移動・照準合わせを4本指で行うことができる。扱いに関しては申し分ない。
だが、新たな問題点に気付いた。
コントローラには2種類あって、初期は「感応式」が主流だったようだが、現在は「ボタン式」のものが多い。
感応式は触れたら反応すること。射撃ボタンに設定している場合は、コントローラに触れただけで射撃を行う。一方のボタン式は押したら反応する。今回購入したものは感応式だ。一瞬便利かな? と思ったら、操作をしている実感がない。勝手に射撃しているような感覚を覚える。モノによっては感度が悪いとも言われている。
それから、誤操作をしやすいのも感応式の難点だ。たとえば、プレイ中に物影に隠れて敵の様子を伺っている時にボタンに触れると、無意味に射撃してしまって、自分の居場所を敵に知らせることになってしまう。
・ポイントまとめ
ということで結論としては、このコントローラはイマイチ。点数をつけるなら60点といったところだ。壊れにくく、しっかり固定されるところは良いのだが、操作しにくい。残念……。コントローラの購入を考えている人は、今回紹介した「壊れにくさ」と「感応式か、ボタン式か」を判断基準にして欲しい。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Screenshot:iOS「PUBGモバイル」