どちらかというとパンより米派なのだが、サンドイッチは大好きな私(あひるねこ)です。朝、コンビニでサンドイッチを買おうと手に取りながらも、値段を見てやっぱりおにぎりに変えてしまう私です。サンドイッチって、意外と高いのよね。
サンドイッチは安くない。そう思い込んでいた私にとって、東京・阿佐ヶ谷で発見したとあるカフェの存在は衝撃以外の何物でもなかった。なにせ、サンドイッチの食べ放題が300円だというのだ。いや、それもうサンドイッチがどうこう以前の問題だろ! 安すぎるだろ!! ちょっと意味が分からなかったので、とりあえず入ってみたぞ。
・ヤバイ貼り紙
その出会いは偶然だった。たまたま阿佐ヶ谷を歩いていた私の目に、とんでもない事が書かれた1枚の貼り紙が飛び込んできたのだ。
「サンドイッチ食べ放題 300円」
ほーん、食べ放題1300円か。まあ普通やな……ん!? 300円!? そう、そこにはたしかに食べ放題が300円と書かれている。阿佐ヶ谷駅から歩いて5分ほど、中杉通り沿いにあるカフェ『ミスティ イパネマ』。そんなエキセントリックな子(店)には見えないが、頭の方は大丈夫なのだろうか?
・小さなカフェ
中に入ってみると、思った通り店内は広くない。どうやらジャズカフェのようで、壁にはジャズのアナログ盤がたくさん飾られていた。BGM はもちろんジャズだ。雰囲気は最高だが、テナーサックスの演奏が熱を帯びるにつれ、貼り紙の信ぴょう性が失われていくような気がするのはなぜだろう。
・食べ放題スタート
「サンドイッチの食べ放題ってできますか?」と、勇気を出して尋ねてみる。「は?」などと言われたら死のうと思っていたが、普通にやっていた。やってんのかい。ではここで、謎に包まれたサンドイッチ食べ放題のシステムを箇条書きで説明しよう。
・数種類あるサンドイッチの中から好きなものを選ぶことができる
・最初に3つ選び、それ以降は2つずつおかわりできる
・食べられるのは最大で7つまで
飲み物はセルフサービスになっており、「1杯100円」か「飲み放題150円」かで選ぶことができる。それじゃあ……飲み放題で! 入口横にあるマシンからコーヒーを注ぎ、しばし席で待つ。すると、先ほど選んだ3つのサンドイッチがお皿に乗せられ運ばれてきた。
・意味不明
テーブルにはカップに入ったコーヒーと、コンビニサイズの1.5倍はありそうなサンドイッチが3つ。そのすべてがおかわり可能で、しめて税抜450円と。はいはい、なるほどね。そうきましたか……。薄々気付いてはいたが、安すぎんだろコレ! ジャズカフェだからって大人しくしていたのをいいことに、何してくれてんだコラァァァァアアア!!
・さらに意味不明
最初に選んだのはチキンカツ、タマゴ、ハムミックスの3つだコラ。まさかチキンカツみたいな上位のサンドまでいるとは思わなかったぞコラ。ペラいのが来ると思ったら、予想よりだいぶしっかりしてるじゃねえかコラ! 食べてみると……普通にウマいじゃねえかコラァァァァアアア!!
・どこまでも意味不明
「ホテルメイド」と書かれたこのサンドイッチ。具材はオリジナル食材、レタスは無農薬水耕栽培で育てられているという。店を出てから分かったのだが、サンドイッチはテイクアウト用に外でも販売されていた。基本的に2つで210円以上するようだ。……何でその食べ放題を300円でやってんだコラァァァァァアアア!
もしかするとこの子(店)、おバカなのかもしれない。そんなことを考えながら3つを平らげ、2つをおかわり。お次はライ麦パンに照焼チキンが挟んであるという、これまた上位のサンドだ。5つ食べるとお腹も相当キツかったが、フルーツサンドがあったので最後に頼んでしまった。デザートまであるなんて、死角なしかコラ♡
・結論:意味不明
そろそろ会計して出ようかと思ったところで、ふと思った。いくらなんでもこれでは安すぎる。もしかしたらチャージ代とかあるんじゃね? ジャズカフェだし……。もし1000円以上だったら死のうと思っていたが、普通に税込486円だった。500円切るんかい。
なんでも、このサンドイッチ食べ放題は土日祝日も実施しているらしい。数量限定で個数制限があるとはいえ、控えめに言っても意味不明の安さだ。商売する気あんの? と問い詰めたくなるレベルである。ただ、私が見る限りマスター1人で回していたので、焦らずゆっくりできる人にオススメだぞ!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 ミスティ イパネマ
住所 東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-35-23
時間 11:00~22:00(ホームページの記載と違う可能性あり)
休日 年中無休
参考リンク:ミスティ イパネマ
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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▼この食べ放題が300円っておかしいだろコラ!
▼ドリンクはセルフサービス
▼カップが1つもらえる
▼冷たいドリンクは紙コップで
▼意味不明の安さであった
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