2018年4月6日、東京都杉並区在住の女性がオレオレ詐欺に引っかかり、450万円をだまし取られる事件が発生したそうだ。それを受けて警視庁では、被害者の自宅へ現金を受け取りにきた人物の動画を公開。そこには、スーツを着た金髪男性の姿がバッチリと映っているぞ。
・事件の流れ
警視庁によると、事件の流れはこうらしい。まず、被害者の自宅に1本の電話がかかってくる。もちろん、被害者の子供のフリをしてだ。オレオレ詐欺の定番とも言えるが、今回の事件では “娘” を装ったとのこと。
その “娘” は、電話口で「電車で荷物を無くした。荷物にはお客さんの小切手が入っていた」とか「うちにお金があったら、貸して欲しい」などと被害者に伝える。当然ながらウソ。300%ウソである。
さらに! その後 “娘” の上司を装った人物が「これから私の甥を向かわせる」などと電話で言って……もうお分かりだろう。こうして被害者の自宅へやって来た人物が、450万円もの大金を持っていってしまったのだ。
・公開捜査
そして先述の通り、警視庁は事件の公開捜査に踏み切る。警視庁のホームページで事件の概要などを説明するとともに、YouTubeにも「荻窪署管内 娘を装った特殊詐欺事件」と題して、動画を公開している……のだが! 映像を見て、一瞬「え!?」となってしまう人もいるのではないだろうか。
というのも、そこに映し出されているのは金髪の男性だからだ。「この男が娘のフリをしたの!?」と思ってしまうかもしれないが、YouTube内に記載された説明をよく読むと……
「現金を受け取りに来た被疑者の特徴」
とある。
つまり、娘のフリをして電話をかけてきた人物と、公開された男性が同一人物とは限らないのだ。当たり前といえば当たり前だが。ちなみに、現金を受け取りにきた被疑者の特徴として20歳代くらいの男性であることや、金髪だということなどが記載されている。
・犯人を独自推理
さて、ここで普通に考えれば、娘のフリをして電話をかけてきた人物と公開された男性は別人の可能性が高い。ということは、犯人グループの中に娘役の人物もいるということ。だとすると……女性もいるってことか!?
ただ、「娘のフリをした人物 = 公開された男性」の可能性も0ではない。もしそうだとしたら……犯人はあまりにもテキトーな計画を立てる人物か、声色ものまねに自信がある人物か、もしくはめちゃくちゃ声が高い人物だと思われる。推理をしだすとキリがないな……。とにかく、犯人に見覚えがあったら警察まで連絡を!
参照元:警視庁「荻窪署管内 娘を装った特殊詐欺事件」、YouTube
執筆:和才雄一郎
▼こちらがその動画