2017年3月に、100人対戦バトルロワイヤルゲーム『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(通称:PUBG)がPC版で登場して以降、ゲーム業界では同種の作品が人気を博している。スマホアプリではNetEaseの『荒野行動(Knives Out)』が先行しており、PUBGはパイオニアでありながら、遅れをとっている状況だ。
そんななか、エピックゲームズのスマホ版『フォートナイト』が2018年3月末に登場した。このゲームも100人対戦バトルロワイヤルゲームなので、荒野行動のヘビープレイヤーだった私(佐藤)も早速インストールしてプレイしてみたのだが……。
・100人対戦で1人になるまで戦う
フォートナイトの話の前に、少しだけPUGBならびに荒野行動について説明しておこう。ゲームの内容はとてもシンプルで、同一のフィールドに降り立ったプレイヤー100人が、武器を集めながら、最後の1人になるまで戦い続ける……まさに「100人対戦バトルロワイヤルゲーム」というわけだ。
スマホでしかゲームをしない私が、そんな荒野行動を始めるのは自然なことだった。PUBGをやりたくても日本ではアプリがリリースされていないからである。PUBGの代わりとなるのが荒野行動だった。
だがつい先日、荒野行動は本家のPUBG(PUBG corp.)に提訴されてしまった。現在もプレイすることはできるのだが、先行きは不透明。荒野行動を運営するNetEase社は徹底抗戦の構えを見せているものの、将来的にどうなるのかはわからない。
・フォートナイトのスマホ版登場
そんななか、それまで招待制だったフォートナイトのスマホ版(現在iOSのみ)がリリースされたので、さっそくプレイしてみることにした。
このゲームもおおむね他の2作品と内容は同じ、100人対戦で1人になるまで戦うというものだ。しかし他の2作品と大きく異なる点がひとつある。それは、フィールドで獲得した資材をもとにして「クラフト」を行うことができるのだ。
・クラフトとは
クラフトすることにより、壁を作って他のプレイヤーの銃弾を防いだり、階段を作って高所に移動することが可能となる。最後は自分の作った建物に籠城して、他のプレイヤーとの駆け引きを繰り広げることになるというのだが……
クラフトが全然理解できない……。
荒野行動で培った経験がまったく生かされないのである。資材を獲得していくところまではわかるのに、その使い方がわからない。敵がどこにいるのかもわからないし、どこから攻撃されたのかもわからない。
クラフトに手こずっている間に どこからか銃弾が飛んできて、アッサリと倒されてしまうのだ。クラフトでうろたえるくらいなら、何も作る必要ないんじゃないの? そもそもクラフトって不要なんじゃない? ……なんて愚痴ってる間にも撃たれて死んだ。
おそらくのところ、クラフトに順応しないと勝てない世界。これはもう、PUBGの公式アプリが出るのを待つしかないのか。それとも、フォートナイトのクラフト要素をいち早く理解すべきなのか。それとも荒野行動と運命を共にするべきか……明日はどっちだ?
参考リンク:フォートナイト、荒野行動、PUBG
Report:佐藤英典
Screenshot:iOS