ステーキといえば、焼き加減で好みが分かれるところ。大抵の人は、生の感触をわずかに残す「ミディアムレア」を好むだろう。いやいや「ウェルダン」でしっかり焼いてもらわないと困るという意見もある。細かく頼みたいけど、説明が面倒くさい!
いっそのこと俺に焼かせろ! という人に、お薦めしたいお店がある。それは、東海・関東エリアで店舗を展開する「ステーキのあさくま」だ。店舗限定で自分で焼けるセルフクッキングコーナーを設けている店舗があり、そこなら好きな加減で自ら肉を焼くことができるぞ!!
・全国で5店舗のみ
ステーキのあさくまでセルフクッキングコーナーがあるのは、現在のところ全国でわずか5店舗だけ。群馬太田店 ・東京八王子店 ・京都伏見店 ・岐阜長良店 ・静岡浜松本郷店のみだ。
ステーキレストランで自ら肉を焼く! ぜひとも体験したいと思い、私(佐藤)は都内から電車で約1時間かけて八王子市の店舗へと向かった。店舗に入るとすぐのところにあった! でっかいグリラー!! これで肉を焼けるぞ~。
・室内バーベキュー状態
“自分焼き” は夜だけの利用かと思ったら、ランチもやっている。これは有難い! メニューを見ると……。
「そうだ、自分で焼いてみよう!」と書いてある。JR東海の「そうだ、京都行こう。」みたいに言うなよ……。
それはさておき、牛・鶏・豚、いずれの肉も自分で焼くことができる。さらに自分焼き専用のメニューも用意されている。まさに室内バーベキューである。
・サラダバーも人気だが
「ステーキをグリラーで焼いたことがない」って人はご安心を。タイマーと焼き時間の目安があり、それを見ながら焼けば問題ない。スタッフもそばについていてくれるので、迷うことは一切ないのだ。
実際に注文したのは、厚切りサーロインステーキ150g、サラダバー付きで税別2380円である。これにプラス230円(税込)でドリンクバーも注文した。あさくまではサラダバーの人気が高い。だが! サラダはオマケ、主役は肉!!
・いよいよ自分で焼く!
注文が済むと、まずはサラダバーの利用を促される。軽く野菜を食っている間に、スタッフは肉の準備。グリラーで鉄板とペレットを温めて、カットした肉をグリラーの脇に持って来る。
ここから自分焼きのスタートだ。まず肉に塩・コショウを振りかける。片面でもOK。塩加減が強い方が良いという人は、両面にかけよう。
そして肉投入! ジューッという第一声を聞き、肉が焼けるのを待つことになる。
ミディアムに仕上げる場合は片面につき1~2分焼く。
私はレアで行きたかったので、30秒くらいでひっくり返してしまった。ちょっと早かったかな、と思ったら……
焼き目が実にイイ! この焼き目は自分でつけたもの、何だか興奮しちゃうねえ~! 美味しく焼き上がれよッ!! 裏面もサッと焼いて、俺ステーキの完成だ。さっさと鉄板に肉を移した。やっぱ、ちょっと早すぎかな……。
・焼きが足りなければペレット
いくぶん焼きが浅い気もする。カットして断面を見てみると、ほんのりピンク色。
ウマそうではあるが、もう少し焼いておきたい。そんな時に役立つのが、鉄板の上のペレットだ。熱をしっかり蓄えているペレットにカットした肉をジューッ!!
グリラーの上だけでなく、鉄板の上でも好みの焼き加減に調整できるのはうれしい! 自分で焼いた肉は、普段のステーキと違って、余計に美味しく感じるのは気のせいではない。焼肉に飽きたという人は、一度自分で焼けるステーキに挑戦してみてはどうだろうか。ただし、鶏肉や豚肉は十分に火を通すように心がけよう。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ステーキのあさくま 八王子店
住所 東京都八王子市打越町673-2
営業時間 11:00~23:00
定休日 なし
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24