「人を見かけで判断してはいけない」とはよく言われることだが、なかなか難しいのが本音ではないだろうか。高級そうなスーツを着た人を見たら、「裕福なのかな」とか「大企業の重役か何かかな」なんて思ってしまうものである。
そんな人間の固定観念はどこまで存在するものなのか。あるリッチなYouTuber(ユーチューバー)がホームレスの格好でレストランへ行く社会実験を実行して、注目を浴びているので紹介したい。さて、結果はどのようになったのだろうか!?
・リッチなユーチューバーがホームレスの格好で社会実験
ホームレスの格好でレストランに出向いたのは、ドッキリを仕掛ける人気ユーチューバーのコルビー・パーシンさんだ。動画「Homeless Billionaire Exposes Restaurant!」に登場した彼は、みすぼらしい服装で黒のゴミ袋を手にレストランへ。
まずホームレスに成りきったコルビーさんは、案内係に「俺と友達のロナルドの席を取りたいんだけど」と告げる。しかし、案内係はコルビーさんをピシャリとシャットアウト。「申し訳ありませんが、それは出来ません」と断る。
食い下がらないコルビーさんは、続いて「メニューだけでも見せてもらえないか?」と聞いてみるも、冷たい返事が返って来るだけ……。「金はたくさん持ってるんだ」と言っても、信じてもらえないのか埒(らち)が明かない感じである。
・大金を見せて本気で怒っていた様子のコルビーさん
そこでコルビーさんは、友達のロナルドさんに電話をかけて事情を説明。しばらくすると、高級車のロールスロイスがレストラン前に到着する。そして車のトランクからアタッシュケースを取り出して開けると、中には札束がビッチリ! これには案内係も言葉が出ないようだ。
その後、コルビーさんは案内係に「金は持ってるって言っただろ。見かけだけで、こんな風に判断するなんてクレイジーだ。このレストランを買って、お前をクビにだって出来るんだ。ラッキーだと思え。ステーキ屋に行こうぜ!」と捨て台詞を残して退散したのであった。
・レストランには客へのサービスを断る権利がある
コルビーさんは見かけで判断されて本気で怒っていたように見えたが、アメリカの飲食店のほとんどには「We Reserve The Right To Refuse Service To Anyone (誰にでもサービスの提供を断る権利があります) 」というサインが掲げられている。
なので、この案内係が悪いと一方的には言えないが、動画を見たところ少しばかり見下した態度でコルビーさんに接していたため、もっと丁寧な断り方が出来たのではないかと思う。つい見かけで人を判断しがちになってしまうが、思い込みで「この人はこうだ」と決めつけないようにしたいものだ。
▼リッチなユーチューバーがホームレスの格好でレストランに行った実験動画
https://www.youtube.com/watch?v=Cd8wsX_uZy4