ツナ缶といえば、おにぎりやサンドイッチの具のほか、パスタに入れたりサラダに添えたりと、あらゆる料理に登場する人気の万能食材である。そんなツナ缶の定番ブランドに「シーチキン」があるが、『シーチキンとろ』と『シーチキン炙りとろ』という商品をご存じだろうか。
なんでも、まぐろの希少な部位だけを使用した「シーチキン」の “最高峰” らしく、以前からテレビ等でも取り上げられている。最高峰とは、一体どんな味がするのか? 実際に食べてみたので、感想をお伝えしたい。
・食べてみたくなるハイスペックなツナ缶
『シーチキンとろ』と『シーチキン炙りとろ』は、2つとも75g入りで、価格は500円前後。一般的な『シーチキンLフレーク』が70g入りで120円前後なので、ざっと計算すると3倍を優に超える価格差になる。
それにしても、同じツナでなぜこんなに高いのか……。発売元である「はごろもフーズ」の情報によると、この2つの商品はマグロ全体のわずか1%しかない “とろ肉” だけを使用。さらに1缶1缶ていねいに手詰めしているとのこと。なるほど、こだわり抜いたツナ缶だからというわけだ。
・3種のツナ缶を食べ比べ
商品を入手するために最寄りのスーパーをまわってみると、イトーヨーカドーで販売されているところを発見。それぞれの味の違いを確かめるために『シーチキンとろ』『シーチキン炙りとろ』『シーチキンLフレーク』の3点を購入した。
なお、『シーチキン炙りとろ』『シーチキンLフレーク』に使用されているのが「きはだまぐろ」。『シーチキンとろ』のみ、ツナ缶の最高級原料とされる「びんながまぐろ」を使用しているそうだ。さて、お味はいかに!
・しっかりと身を食べている感覚が得られる『シーチキン炙りとろ』
まず、『シーチキン Lフレーク』と『シーチキン炙りとろ』を食べ比べてみると……こ、これは!! パッケージを見て気付いてはいたが、まず見た目が違う。炙りとろは身がスライス状になっており、まるで “料理” のような雰囲気だ。
そして当然ながら、見た目が違えば食感も変わる。Lフレークに対し、炙りとろはしっかりと身を食べている歯応えがあった。また、わずかに味が濃く、風味も豊かに感じられたぞ。
ちなみにこの『シーチキン炙りとろ』を使って、はごろもフーズの公式レシピ「新玉ねぎとシーチキン炙りとろのたたき風サラダ」を実際に作ってみたところ激ウマ! 興味のある方はぜひ試してみて欲しい。
・ナチュラルで上品な味わいが感じられる『シーチキンとろ』
続いて『シーチキンとろ』を味わってみる。炙りとろよりも身が柔らかくしっとりしていているうえに、クセも無く食べやすい!! 最高級原料を使っているというだけあって、炙りとろよりもさらにナチュラルで上品な味わいだ。
なお、こちらは調理せずにそのまま食べて、素材そのものの味を楽しむのがピッタリなような気がした。もしもごはんのおかずにするなら、わさび醤油をチョイと付けて食べるのもオススメだ。
『シーチキンとろ』と『シーチキン炙りとろ』は “最高峰” というだけあって、一般的なツナ缶とは違った見た目と味わいが楽しめた。まだ食べたことのない方は、ちょっとしたごちそうとして試してみてはいかがだろうか。
参照元:はごろもフーズ 「シーチキン」「レシピ」
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.
▼ツナサンドも作ってみたが……
▼残念ながらパンとマヨネーズに負けてしまい味は普通だった