男ならば誰しも「まだ見ぬ高み」を目指したいハズ。ブルーハーツの名曲 “チャンス” にも「前人未踏 空前絶後 そんな生き方は楽しいだろう」なんて歌詞があるが、そんな生き方はメチャメチャ楽しいに決まっているのだ。

大人気「1万円トッピングシリーズ」も、いわばまだ見ぬ高みを目指すロマンあふれる企画である。前回の「サブウェイ編」以来、半年以上ぶりに登場するのは、都内を中心に絶大な人気を誇る『スパゲティーのパンチョ』だ。シリーズ最強のモンスター爆盛りをその目でご覧いただきたい。

・激ウマのナポリタン

東京都を中心に全国10店舗を展開するスパゲティーのパンチョ。名物はNoアルデンテの「ナポリタン」で、昔ながらの極太麺と中毒性抜群の味付けはハッキリ言って絶品だ。個人的にも近所にあった頃は週1で通っていた、思い入れのあるお店である。

今回はパンチョの本部にお願いし、特別に1万円トッピングに協力してもらえることになった。以下でご紹介するモンスター級の爆盛りメニューはあくまで特例だから、くれぐれも店で注文しないようにして欲しい。

・2人で挑戦

さて今回の1万円トッピングは、パンチョが誇る最大の爆盛りメニュー「ナポリタン星人(総重量2.3キロ!)」に、「全部のせ」を15人分トッピングするというもの。全部のせはハンバーグ・ベーコン・目玉焼き・チーズ・ポテトサラダの5種類で、それぞれが15個ずつトッピングされるということになる。

2.3キロのナポリタンに全部のせ15人前……! どう考えてもヤバい予感しかしないが、まさかあそこまで行くとは……!! 今回は1人では食べきれないとわかりきっていたので、こちらも特例で2人で挑戦させてもらうことにした。いつもは大盛り(600グラム)を普通に食べているから、2人ならいい勝負になる……ハズだ。

・モンスター誕生

それはさておき、決戦の会場となったパンチョ渋谷南店ではスタッフ総出で史上空前のモンスターナポリタンを仕上げていく。目玉焼きやベーコンを一気に15人前焼く様子は単なるアドベンチャーで、見ているだけでワクワクが止まらない。


やがて、まずは「ナポリタン星人」が完成した──。並盛りのナポリタンと比べても、大相撲とわんぱく相撲くらいのサイズ感の違いがあるが、ここに全部のせが15人前トッピングされるのだ。これはマジでとんでもない化け物が生まれそうだ……!


「ナポリタン星人」は一度下げられ、巨大な皿に移される。



そこにチーズをのせてあぶり……


ハンバーグを敷き詰め……


ベーコン・目玉焼き・ポテトサラダをトッピングすれば……!


空前絶後の爆盛りモンスターナポリタンの完成である! ぎゃぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!

覚悟はできていた──。2.3キロのナポリタンに5種類の具が15個ずつトッピングされることは最初からわかっていたことなのだ。だがしかし、正直ここまで圧倒的なナポリタンになるとは予想していなかった。これは大陸……島ではなくナポリタンの大陸である。

・男のガチ食い

ともあれいざ実食! いつものサイズだろうと爆盛りだろうとパンチョのウマさは変わらない。私(P.K.サンジュン)はこれまで何度もパンチョを食してきたが、初体験のYoshioも「ウマ! これハマるね!!」と大絶賛。イケる……! このウマさなら奇跡が起きるかもしれない……!!


そこからはひたすら黙々と……


口に運ぶ。


咀嚼する。


飲み込む。


口に運ぶ。


咀嚼する。


飲み込む。この繰り返しだ。そして約30分後……!


全ッ然減ってねぇぇぇぇえええええええええええええええ!! 


う、うそだろ? こんなに減らないって物理的にあり得る? じゃあ胃を満たしてる物体は何なの? そうか、歯が立たないとはこのことだったのか……!




結局ナポリタンは3つ目の特例でテイクアウトさせてもらった。事務所に持ち帰り、総勢9人がかりで完食したことは記述しておきたい。また、中にはパンチョ初体験の記者も多かったが、誰もが「コレはウマい」と絶賛していたことも重ねて記述しておこう。

とにもかくにも、パンチョでの1万円トッピングはガチガチのガチでヤバかったと同時にロマンであふれていた。男がロマンを求めて旅に出るとき、行きつく先には遥かなる大地が待ち受けているのかもしれない。

取材協力:スパゲティーのパンチョ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼ナポリタン星人だけでもヤバかったのに……

▼とんでもない化け物が生まれてしまった……!

▼パンチョ最高! ナポリタンもいいけどミートソースも大好きだぜ!!

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