2018年2月6日深夜、台湾東部の花蓮で発生した地震。発表によると、9日現在、死者10名、負傷者273名、そして7名がいまだ行方不明であるという。生存率が急激に低下する「72時間の壁」が迫るなか必死の救助作業が続いているが、余震も続いており、二次災害も懸念されている状態だ。
そんななか、訪台中だった俳優の阿部寛さんが1000万円の寄付を発表。その男前な行動に多くの台湾人から賞賛と感謝の声が寄せられている。
・阿部寛さん、被災地に1000万円を寄付
2月8日、台湾で行われた三菱エアコンの新作発表会でのこと。このイベントに出席していた阿部さんは、地震により亡くなった方に哀悼の意を、そして被災地へエールを送り、1000万円を寄付することを宣言したそうだ。
・台湾人から賞賛と感謝の声「ありがとうローマ人!」
このニュースは大きく取り上げられ、台湾ネットユーザーからは
「ありがとうローマ人!」
「ありがとうローマ神!!」
「ローマ人よ、ありがとう!」
「なんて男前なんだ」
「カッコよすぎる!!」
「阿部さん、マジイケメン」
などと熱いコメントが寄せられたのだ! ……ローマ人!?
・台湾でも『テルマエ・ロマエ』
なぜ「ローマ人」とのコメントが多く寄せられているのか、それはもちろん阿部さんがローマ人を演じた映画『テルマエ・ロマエ』のためである。同作は台湾でも公開されている。さらに阿部さんは現地企業のCMにも出演しており、彼の顏はよく知られていると言えるだろう。
台湾メディアによると、イベントの2日前、つまり地震当日には台湾入りしていたという阿部さん。実際に地震の揺れを肌で感じたそうで、新商品発表会という場であったものの、地震の話題には触れないわけにはいかなかったのかもしれない。
そして1000万円寄付という発表! 男気ある決断、そして阿部さんの温かい言葉に多くの人が心を動かされたようだ。
参照元:YouTube、Now News、ET Today、中時電子報(中国語)
執筆:沢井メグ