日本全国から15の焼き芋専門店が集結した都市型焼き芋フェス「品川やきいもテラス2018」が始まった。昨年1月に第1回が開催され、大変好評だったというこのイベント。今回も開催初日から多くの焼き芋ファンが、寒いなか会場の品川シーズンテラスに足を運んでいた。
「行ってみたい!」という人のために、イベントに参加した私(佐藤)からいくつかアドバイスをお伝えしよう。○○を持って行くと、ちょっとイイぞ!!
・開催2回目
今回2回目となるこのイベント、昨年は期間中に約3万人もの人々が焼き芋を求めて来場したそうだ。1度にいろいろな芋を安く食べられるとあって、すでに人気イベントとして注目を集めている。今回も開催日を1日前倒しして、2018年1月29日にフライングスタートしたほどだ。
正式なスタートの30日の開始時間5分前に到着すると、店舗によってはすでに行列ができている状況だった。
特に『よっしーのお芋屋さん』は、10~15名ほどが販売開始を待っていて、その列はイベントスタート後も途絶えることがなく、どんどん行列が長くなる状態。「ここの焼き芋をどうしても食べたい!」という人は、20~30分は並ぶ覚悟で行った方がいいだろう。
なお、私が食したのは4店舗の焼き芋。できるだけ待たずに色々なお店の味をたしかめたかったので、比較的空いているお店を選んだ結果……どこの芋も味も甘味も大満足!
・倉田屋
まず最初に購入したのは、芋ようかんで有名な東京・北区の『倉田屋』だ。
バターたっぷり焼き芋ようかんを食べたかったが、イベント開始直後で用意がなく、焼き芋バター焼き(1本250円)を購入。
バターの風味と焼き芋の甘さが溶け合って、実に美味しい! カリカリに焼けた皮も一緒に食べると、柔らかな芋の食感も引き立ってGOOD!
・SAZANKA
次に選んだのは、東京・杉並区の『熟成焼き芋専門店SAZANKA』。
ここは宮崎県産の日向蜜いもを使用しているそうだ。この芋は糖度約50度を誇り、強い甘さが特徴とのこと。
実際に食べてみると、まるで焼き菓子のような濃い甘さを感じる。それでいてくどさはなく、口当たりもとてもなめらか。1本500円はかなりお得!
ちなみに、ここの100%さつまいものホットジュース(400円)もオススメ。寒い中で飲むと、身体が芯から温まるぞ。
・焼き芋pukupuku
続いては、東京・品川区で毎年期間限定で営業を行っている『焼き芋pukupuku』。ここも行列ができるほどの人気だったが、意外と列がさばけるのが早く、10分程度並んで超蜜焼き芋(1本600円)を購入した。
ここの芋は他のものと全然違う。まるで蜜に漬けたように濡れており、それを真空パックで販売しているのだ。
実際は蜜や砂糖を使っている訳ではなく、添加物は一切使用していないらしい。焼き方に秘密があり、でんぷんが糖に変わる温度を追求した結果、ベチャベチャな超蜜焼き芋になったという。
ちなみにコレを食べる際は袋を破るのが難しいので、小さなハサミを用意しておくといいだろう。
食べてみると、芋の繊維が一切わからないほど滑らか! まるでクリームを食しているような気さえする。これはこのまま食べるよりも、出来れば器に移してスプーンで食べたいところ。したがって、持ち帰りをオススメしたい。
・ SEAED
個人的に私が一番気に入ったのは、『溶岩焼芋 SEAED(シード)』の焼き芋ブリュレ(1本500円)だ。
紅はるかの焼き芋に、黒糖をふりかけてバーナーで炙る。
その見た目はまるでクレームブリュレのようだ。食べてみると、カリカリに焼けた黒糖の食感と芋の柔らかい口当たりのバランスがとても良い。
進化系焼き芋といっても過言ではないだろう。
・ウェットティッシュ持参、持ち帰り推奨
ここで、来場予定の方に私から2つアドバイス。まず1つ目はウェットティッシュを持って行った方が良いということ。その場で食べると、モノによっては手や口周りがベタベタになってしまうので、あると便利だ。
それからもうひとつ、その場で食べるのも良いが持ち帰った方が良いかも。というのも、会場はビルの吹き下しの風がキツく、寒くて震えあがるようだった。せっかくのアツアツ焼き芋も、すぐに冷めてしまう。持ち帰って電子レンジで温めた方が、より美味しく食べることができるかもしれないぞ。
ちなみに、日本気象協会運営の tenki.jp によれば2月1日の東京は雪の予報が出ている。人気のイベントだが、悪天候の時はムリせずに!
・イベント詳細
名称 品川やきいもテラス2018
会場 品川シーズンテラス(東京都港区港南1丁目2-70)
日時 2018年1月30日~2月5日 11:00~18:00
参考リンク:品川やきいもテラス、日本気象協会
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
お待たせいたしました!品川やきいもテラス2018 出店メニューを公開しました!お目当てをいまのうちにチェック…!
(価格は税込みです。やきいもは芋のサイズによって価格に若干の幅があります)https://t.co/L44ezR91o2#品川やきいもテラス pic.twitter.com/ImTHf3TyEj— 品川やきいもテラス2017-2023 (@yakiimo_terrace) January 23, 2018