海外旅行に行った時などは貴重品を持ち歩くのは心配だし、パスポートや余分な現金をホテルの部屋の金庫に入れて出かける……という人もいるだろう。ホテルなら安心安全。金庫に入れておけば、外出先でトラブルに遭っても大丈夫だからだ。
しかし、「あまりホテルの金庫を信用しすぎない方がいいかも……」と説明する動画が、恐ろしいことになっていたので紹介したいと思う。これを見たら「用心するに越したことはない」ということが、よく分かるのではないだろうか。
・ホテルの部屋の金庫を信用しすぎない方がいいかも……!?
動画「Saflok Hotel Safe Override」で金庫の “トリック” について語る男性は、どこかのホテルで実際に撮影していると解説。続けて、ホテルの部屋にある金庫の中に16年物のスコッチを入れて扉を閉め、任意の4桁の番号(ここでは1234)を入れると間違いなく金庫の鍵が閉まった。
試しに違う4桁の番号を入力してみるとエラーメッセージが出て、正しい暗証番号を入れないと開かないことを証明する。……ところが! 金庫を製造した会社の管理者パスワードをホテルが変更していないと、“スーパーユーザーコード” なるもので扉が開くというのだ。
・スーパーユーザーコードを入力したら解錠された!
そして、男性は「LOCK:ロック」と記されたボタンを2回押して、6桁の番号“999999” を入力。すると、パネルに「OPENEd」との文字が表示され、扉が「開けごま!」のごとくガチャリと解錠されてしまった。もし彼が泥棒だったら、高級ウィスキーが盗まれていたところである。
・金庫を使う時はホテルに確認を取った方が良いかも!?
メーカーにより管理者パスワードは異なると思われるので、動画同様に “999999” と入力したからといって全ての金庫が開くとは限らないだろう。とはいえ、男性は「もしホテルの金庫を使用する場合は、管理者パスワードをリセットしているかどうか従業員に尋ねるべきだ」とアドバイスしている。
せっかく楽しい旅行も、貴重品を盗まれたら台無しになってしまう。「こういうケースもある」ということを頭の片隅に入れておいて、ホテルで金庫を使用する時は念のために確認しておくと良いかもしれない。