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【何が起こった】中国人が「大気汚染データの改ざん」を計画 → やりすぎてビル全体が氷漬けに! 騒動になり計画もバレる

2018年1月26日

「目的のためなら手段を選ばず」。文字通り、目的達成のためなら何でもするという意味だが、その手段の選びようによってはとんでもない事態を引き起こすこともあるようだ。

まさにそんな事案が中国で発生したという。なんとビル1棟が氷漬けになってしまったというのだ。その原因が「大気汚染データの改ざん」。データの偽造が、どうしてビル1棟を凍らせることになったのだろうか。

・職員が大気汚染のデータを改ざんを計画

事件が起こったのは、寧夏回族自治区の石嘴山市だ。2017年12月に、市の環境保護局のビルが氷漬けになって発見されたという。当初、水道管の故障と発表されていたが、最近になって真実が明らかになったそう。それは「大気汚染データの改ざん」。

職員がデータを改ざんしようと “あること” をしたために、環境保護局が氷の館になってしまったのだ。

・ミスト砲をブッ放す → ビルが氷漬けに

その “あること” とは、観測システムに向かってミスト噴射をブッ放すということ! もちろんミストとは液体を人工的に霧状にしたもの。身近なところでは加湿器の “湯気” などが挙げられる。

そんなミストを、夜、観測システムに向かって噴射したのである! 当日の気温はマイナス10度。寒さに加え、噴射機のパワーが強すぎてビルは見事に凍ってしまったのだ。

・なぜミストを?

零下でミストを放つなんて、氷属性の魔法を放ったようなもんでしょ……アホとしか言いようがない。観測システムを凍らせて、データを取れなくしようとでもしたのだろうか。

……と思いたくなるが、彼らの目的は「改ざん」である。実は、中国ではミスト噴射機は「PM2.5対策の神器」と呼ぶことがある。水分を放つことで空気中の汚染物質の濃度が下がるのだそうだ。

本来ならミスト噴射カーが街に霧を噴射して回るべきなのだが、観測システムに向けてミストを放ち、汚染度合を軽く見せる手段として悪用されることがあるという。そういうことだったのか……。

中国報道によると、関係者2名が警告処分となったという。とった手段は大胆だったが、何ともお粗末な結末である。

参照元:YouTube人民日報聯合早報(中国語)
執筆:沢井メグ

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