2018年1月10日、任天堂が携帯ゲーム会社「コロプラ」の『白猫プロジェクト』に対し、特許権を侵害していると訴えを東京地裁に起こしていることが判明した。毎日新聞によると、任天堂は、提供の差し止めと44億円の損害賠償を求めているという。
この問題に対し、Twitterでは『白猫プロジェクト』ファンが怒りの声を投稿するハッシュタグ「#任天堂を許すな」が盛り上がりを見せている。……が、ハッシュタグを開いてみると、タイムラインの果てまで並んでいるのは、知られざる任天堂神エピソードの嵐だった!
・任天堂の神エピソード
現在は任天堂ディスを見つける方が難しいレベルになっているこのハッシュタグ。投稿されている内容は以下のような感じだ。
「3DSでドラクエXI出すから余命いくばくかで入院していた父親と一緒にプレイ出来ちゃったじゃないか。ほとんど意識朦朧としてた父親がタイトルとかレベルアップ音を聞いて懐かしいと笑ったこと絶対忘れない」
「初代マリオがクソ売れして生産が追いつかない頃、バイトの時給の相場が600〜700位だったのに、日給1万円で学生バイト雇ってた任天堂京都工場はホワイト通り越してクリスタルだったと友人が言っていた」
「DSLiteが完全に故障した時。その頃俺はDS本体にシールをめちゃくそ貼っていたんだけど、故障が酷すぎるとの事で、本体を取り替えなきゃいけないことに。その時、任天堂の野郎はわざわざ貼ってたシールと同じものを探し、同じ配置に貼られた新しいDSが帰ってきた」
「Switchの修理のため、ダンボールで送る時、緩衝材としてタオル入れたら、洗濯アイロンまでしてくれたじゃねぇか」
「かの大震災の時、直前に発売した3DSのすれ違い通信のせいで見知らぬ人にどれだけ励まされたと思ってるんだ!」
「新作ゼルダをはじめる瞬間、「あのテーマ」が流れるだけで感極まって涙が流れるんだ、ボタンすら押してないのに、どうしてくれる」
「小学生位の時にDS壊したから修理を頼んだらわざわざ京都本社から任天堂の社員の方がうちまで来てくれた事があったな…別に不良品とかじゃないんだからそこまでしなくても良いんだよ…しかも無くなってたタッチペンまで付けて貰えました」
「入院中の6歳の男の子。年末年始は病院で過ごした。母親が小さい妹を観なければならず、父親と看護師さんたちと一緒に年越し。ぼくが話しかけても、うつむいて返事をしない。なぜならニコニコ笑顔で手元のニンテンドースイッチに夢中だから。あ~任天堂許せんな」
──神対応からちょっとホロリとくる投稿まで。本当かどうかは調べようもないが、とりあえず、ネットでは任天堂が圧倒的に人気なようだ。
なお、今回の裁判については、事前に1年協議した上での訴えのようで、コロプラ側も争う姿勢を見せているという。はたして裁判はどうなるのか。今後の2社の動向に注目である。
参照元:毎日新聞、Yahooリアルタイム検索
執筆:中澤星児
イラスト:Rocketnews24.