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【南極冒険23日目】風も弱まり移動距離25.7kmを稼ぐ / この先を見越してスピードアップ! その理由とは?

2017年12月11日

南極点に向けて無補給単独徒歩の冒険を続ける荻田泰永(おぎたやすなが)氏は、もうすぐ中間地点のティール山に到達しようとしている。23日目の移動を終了し、日本の事務局に定時連絡が入ったので、現在の状況をお伝えしよう。

・荻田氏からの定期連絡(日本時間 12月10日)

現在地:83度24分 西経:80度16分
この日の移動距離:25.7km
標高:1184m
天候:晴れ
気温:マイナス18度

・できるだけ距離を稼ぐ

前日は強烈な向かい風に苦戦しながらも、前進を続けた荻田氏。それに比べて、この日はかなり状況が良かったようだ。足元は硬く、ソリをひく負担が相当少なかったらしい。また、風が弱まったおかげもあり、25kmを越える距離を稼いでいる。それにしても、ちょっと飛ばしすぎではないだろうか?

・ここから道のりは険しくなる

スピードアップしたのには、理由がある。この先、ティール山あたりに到達すると、キツい上り坂が控えているのだ。地図を見ると、等高線が複雑に描かれており、険しい道のりであることがわかる。

勾配が穏やかなうちにできるだけ前進しようという狙いが、荻田氏にはあるようだ。道のりはまだまだ長い。

※南極お悩み相談
荻田氏のTwitter(@ogitayasunaga )をフォローして、「#南極お悩み相談」をつけて相談を投稿すると、荻田氏が相談に答えてくれるかも! 相談内容は日本の事務局から荻田氏に伝えられるぞ。南極大陸を歩き続ける荻田氏に、何でも相談してみよう!

協力:荻田泰永南極遠征事務局
Photo:荻田泰永, used with permission.
執筆:佐藤英典
★こちらもどうぞ → 荻田氏の「南極冒険

▼移動距離はこれまででもっとも長い25.7km。この先の険しい道のりを見越して、距離を稼ぐ


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