「世界でもっとも有名が絵画は!?」と聞かれたら、「モナリザ」と答える人が多そうだが、では「世界で最も有名な写真は?」と聞かれたらどうだろう。ウ~ンと唸ってしまう人が少なくないと思う。しかし、おそらく読者の皆様も、その写真を一度は見たことがあるはずだ。
なんといっても、10億人が見たと言われているのだから。そんな、「世界で最も有名だと言われる写真」を撮影したカメラマンが新たなチャレンジを与えられ、次なる “世界で最も有名な写真” を生み出そうとしているという。
・10億人が見た世界で最も有名な写真とは!?
米ニュースサイト『boredpanda』によると、その写真とは、マイクロソフトWindows XPのデスクトップに使用された「Bliss(ブリス):喜び」と題された写真である。
画面半分に広がるグリーンと、対照的な空の青さが印象的な一枚は、おそらく誰でも一度ぐらいは目にしたことがあるのではないだろうか。この超有名な写真を撮影したのは、米カメラマンのチャールズ・オリアさんだ。
・21年前に撮影されたブリス
1996年、彼は米カリフォルニア州ソノマ郡でブリスを撮影し、まず写真はデジタル画像サービスのCorbisに送られたとのこと。その後、2000年にマイクロソフトがチャールズさんの写真を購入し、Windows XPのデスクトップの背景に使用されたという訳である。
・ブリスに続く写真はスマホユーザー向け!
そして、もうすぐ76歳になるというチャールズさんは、ドイツのルフトハンザ航空に依頼され、「New Angles of America:アメリカの新しいアングル」と名付けられたプロジェクト用の撮影に取り掛かったのだという。
スマホユーザー向けに使用される写真を撮るために様々な場所を訪れ、ブリスに続く写真を生み出そうとしているチャールズさん。「カメラマンとして、ブリスを撮影できたことは大きな意味があった」という彼が、一体どんな美しい写真を撮影するのか楽しみである。
パソコンユーザーよりもスマホユーザーの方が多いと言える時代だけに、チャールズさんの写真が、10億人を超える人々に見られるのは時間の問題かもしれない。
参照元:YouTube、boredpanda(英語)
執筆:Nekolas