絶賛公開中のホラー映画『IT それが見えたら終わり』。元々はスティーブン・キング原作の小説を1990年に映画化したもので、アメリカではテレビドラマ化されるなど大ヒットを記録した名作である。約30年ぶりのリバイバルになるが、みなさんはもうご覧になっただろうか?
ITを語る上で欠かせないキャラクターといえば、凶悪なピエロ「ペニー・ワイズ」である。愉快な要素を完全排除した狂気フルスロットルのピエロは、紛れもなく世界一怖いピエロであろう。今作でもヤバいくらいペニー・ワイズは怖いのだが、なぜかネット上では一部の女性たちがキャーキャー言っているようである。
・今年度No.1ホラー映画
2017年11月3日に公開され、今年度公開されたホラー映画では早くもNo.1ヒットの呼び声も高い『IT それが見えたら終わり』。まずはストーリーを知らない人のために、ざっとあらすじをご紹介しよう。
「一見、平和で静かな田舎町を突如、恐怖が覆い尽くす。相次ぐ児童失踪事件。内気な少年ビルの弟も、ある大雨の日に外出し通りにおびただしい血痕を残して消息を絶った。悲しみに暮れ、自分を責めるビルの前に、突如 “それ” は現れる。
それを目撃して以来、恐怖にとり憑かれるビル。自分の部屋、地下室、バスルーム、図書館、そして町の中……。何かに恐怖を感じる度に “それ” は、どこへでも姿を現す──」
コテコテといえばコテコテのストーリーだが、とにかく本作の象徴であり、見所はピエロ役のペニー・ワイズである。誰もが微かに感じるピエロの狂気をむき出しにした “世界最凶ピエロ” を観るために、映画館に足を運んだ人も多いハズだ。
・演じるのはビル・スカルスガルド
今作でもペニー・ワイズはしっかりと怖い。さすがに約30年ぶりのリバイバルとあって、メイクも演出も格段に進化している。そしてそのペニー・ワイズ役を演じているのが、スウェーデン人俳優の「ビル・スカルスガルド(Bill Skarsgård)」だ。
本作中では素顔は明かされないが、このビル・スカルスガルド……文句なしの超絶イケメン俳優である。1990年生まれの27歳、身長は190センチだというから、完全に男として勝負できる気がしない。
彼はインスタグラムを運用しており、SNS上で素顔が明かされるなり、女性たちからは黄色い声援が……。あんなに怖い役なのに……! あんなに悪いヤツなのに……!! なんだ結局は顔なのか……。またひとつ真実を知ってしまったよ……母さん。
とにもかくにも、違う意味でも話題の『IT それが見えたら終わり』は現在絶賛公開中だ。興味がある人はぜひ劇場に足を運んでみてはいかがだろうか。
参考リンク:「IT それが見えたら終わり」公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo : Shane Leonard , (C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.