2009年に公開され、世界中でヒットした米アニメ映画『カールじいさんの空飛ぶ家』。孤独で頑固なカールじいさんが亡き妻との約束を果たすべく、二人の想い出が詰まった家に大量の風船をつけて大冒険に繰り出す感動作だ。
読者の中にも、本作を見たことがあるという人は少なくないと思うが、まるで同映画を地で行くかのような冒険家が登場! 椅子に風船100個をつけて飛び立ち、大空の旅を楽しんだというのである!
・冒険家グループが風船で空を飛ぶレースを企画!
英ニュースサイト『Mirror』によると、ビックリするような冒険にチャレンジしたのは、冒険家グループ「The Adventurists:ザ・アドベンチュアリスト」に属しているイギリス人のトム・モーガンさんだ。
今までに同グループは、凍った状態のロシア最大の湖をバイクで走行、モンゴルで1000キロもの距離を馬に乗って競うレースなど、無謀な挑戦をしてきたという。そして現在、これまた無謀な「風船で空を飛ぶレース」を企画中。実現可能かどうか、トムさんが実験的に風船で空へと旅立った。
・風船100個で空の旅へ!
以前、アフリカのボツワナ共和国で同じチャンレジを試みたものの、トラブルに見舞われ失敗に終わってしまったのだとか。しかし今回、ヘリウムガスを入れた1~5フィート(30~150センチ)大の風船100個をキャンピングチェアにくくりつけ、南アフリカのヨハネスブルグから出発すると……
飛行を撮影した動画「We have lift off.」を見ても分かるように、天候にも恵まれた模様で快晴のなか大空へ! 問題なく空へと舞い上がり、トムさんは「オー・マイ・ゴッド! こりゃ最高だ~!」と叫び声を上げ、風船での空の旅を楽しんでいる。
・風船で25キロの旅に成功!!
結果的に、トムさんは最高8000フィート(約2500メートル)まで上り、25キロの距離を飛ぶことに成功! 今回の結果を受けて、「風船で空を飛ぶレースは来年開催できそうだ」と見通しを立てているようだ。
風船で空を飛ぶ際、方向を変えたり地上に下りたりする時は、どうやって操作しているのか気になってしまった。果たして、近いうちに「世界風船で空飛ぶレース」が実現するのかどうか、ザ・アドベンチュアリストの動向に注目していきたいと思う。
参照元:YouTube、Mirror(英語)
執筆:Nekolas