第93代内閣総理大臣で、現在は東アジア共同体研究所の理事長を務める鳩山由紀夫さん。 “宇宙人” と称さるほどその発想は独特で、常人には理解しがたい発言を繰り返すことでも知られる、ある意味でかなりレアな元政治家だ。
2017年9月15日、その鳩山由紀夫さんが、またしてもとんでもない新説を自身のTwitterで披露し話題を呼んでいる。……というか、猛批判を浴びているのでお伝えしたい。
・独特すぎる発言
鳩山さんが披露した新説は、15日午前に北朝鮮が発射したミサイルについてである。飛距離はこれまでで最高となる約3700km、北海道の襟裳岬東約2200kmの太平洋上に落下したというから、国際社会の批判はますます強くなることだろう。
断じて許しがたい行為であるが、首相時代に “友愛” を掲げ、名門スタンフォード大学工学院で工学部博士課程を修了している鳩山さんくらいになると考え方が違うらしい。以下がTwitterの投稿内容である。
北朝鮮がまたミサイルを発射した。襟裳岬の東千キロに着水とは襟裳-東京の距離の2倍だ。それに北海道上空から落ちてくる場合には、大気圏に突入する時に燃え尽きるのではないか。いたずらに緊張感を煽り、敵愾心を燃やすより、国民に平和を与えることだ。ミサイルが飛んで来ない環境を作ることだ。
— 鳩山友紀夫(由紀夫)Yukio Hatoyama (@hatoyamayukio) September 14, 2017
「北朝鮮がまたミサイルを発射した。襟裳岬の東千キロに着水とは襟裳-東京の距離の2倍だ。それに北海道上空から落ちてくる場合には、大気圏に突入する時に燃え尽きるのではないか。いたずらに緊張感を煽り、敵愾心を燃やすより、国民に平和を与えることだ。ミサイルが飛んで来ない環境を作ることだ」
……ツッコミどころが多すぎてどこから手を付ければいいかわからないが、何といっても注目したのは、ミサイルが「大気圏に突入する時に燃え尽きるのではないか」という一文だ。
正直、ミサイルと大気圏の関係についての科学的な話はわからない。……が、「燃え尽きる」のが事実だとしたら、今回 襟裳岬東約2200kmの太平洋上に落下した物体は何だったのか? 非常に気になるところだ。
この投稿には当然のように非難が殺到しており、ざっと見た感じでは鳩山氏に賛同する声は見当たらなかった。政治家を退いた今でも、どうやら鳩山氏は現役バリバリの宇宙人のようだ。
参照元:Twitter @hatoyamayukio
執筆:P.K.サンジュン
▼こちらがツイート。
北朝鮮がまたミサイルを発射した。襟裳岬の東千キロに着水とは襟裳-東京の距離の2倍だ。それに北海道上空から落ちてくる場合には、大気圏に突入する時に燃え尽きるのではないか。いたずらに緊張感を煽り、敵愾心を燃やすより、国民に平和を与えることだ。ミサイルが飛んで来ない環境を作ることだ。
— 鳩山友紀夫(由紀夫)Yukio Hatoyama (@hatoyamayukio) September 14, 2017
北朝鮮がまたミサイルを発射し、襟裳岬の東2000キロの海上に着水した。日本が米国の制裁に調子を合わせて踊ったから核で海に沈めると言う。かつて日本も経済制裁に耐えかねて戦争の決断をした。この国が制裁で核を放棄する筈はない。戦争で打撃を受けるのは日本だ。対話の道を開かねばならない。
— 鳩山友紀夫(由紀夫)Yukio Hatoyama (@hatoyamayukio) September 14, 2017