子どものころに親しんだ日本昔話を大人になってから読み返すと、また違った視点で楽しめるものだ。ストーリーが抜群に魅力的だったり、意外と示唆に富んでいたり、そういうおもしろさに気付くわけだが……これはそんなこと関係なくマジでパネェエエ!!!

人気漫画家の栗原正尚先生と中川ホメオパシー先生が、日本昔話をパネェ感じにリメイクした「パネェ日本昔話」シリーズをご存じだろうか。原型をとどめつつもかなりぶっ飛んだストーリーに仕上がっていて、こりゃあもう笑うしかねぇえええ!!!

・「がぶ飲み」のキャンペーン

「パネェ日本昔話」シリーズは、ポッカサッポロフード&ビバレッジの「がぶ飲み」のキャンペーンとして展開されている。すでに第1弾がスタートしており、「びわ弾きの芳一」と「かぐや姫」、「ねずみのすもう」、「カチカチ山」の4作品を公開中。

9月11日からは続く第2弾として「浦島太郎」と「さるかに合戦」、「鶴の恩返し」、「笠地蔵」の4作品を公開する。すべて栗原正尚先生と中川ホメオパシー先生による描き下ろし作品となっており、「がぶ飲み」のコンセプト「パネェ感」を大胆リメイクで表現しているのだ!

・QRコードを読み込むだけ!

「パネェ日本昔話」シリーズを読む方法は、対象商品のパッケージボトルについているラベルをはがしてQRコードを読み込むだけ。第2弾は「がぶ飲みコーラフロート 500mlPET」、「がぶ飲みメロンクリームソーダ 500mlPET」、「がぶ飲みミルクコーヒー 500mlPET」が対象となる。

ボトルにプリントされているマンガを読むことができ、ほかのマンガを読みたい場合は異なるラベルの商品を購入する必要がある。マンガがプリントされていないラベルの商品は対象外なので注意されたし!

・SFチックな「浦島太郎」

それではそれぞれの作品を見ていこう。まず、栗原正尚先生が手掛ける「浦島太郎」は、浦島太郎がカメを助けて竜宮城に行き、玉手箱をもらうという流れは原作と同じ。

しかし、玉手箱を開けると衝撃の大どんでん返しが……まさかのカメが恩返しならぬ倍返し……どころか100倍返し!? なんだこのSFチックなラストは……乙姫さまの時空操作能力者感がパネェエエ!!!

・恩返ししてくれない「鶴の恩返し」

同じく栗原正尚先生が手掛けた「鶴の恩返し」も、ぜんぜん恩返ししてくれない感がパネェエエ!!!

鶴の恩返しのお陰でリッチになったと噂の知人をうらやむ男性のもとへ、鶴田つる子と名乗る女性がやって来るのだが……衝撃の結末をぜひその目で確かめて欲しい。

・キモキャラ満載の「さるかに合戦」

中川ホメオパシー先生による「さるかに合戦」は、とにかくキャラクターのビジュアルがキモかわいすぎる。特に、カニの野郎の体格と顔と性格のがめつさがパネェエエ!!!

ウスくんとクリくんがサルくんのためにカニをやっつけようとするのだが、サルくんが散々なことに……サルくん、不憫すぎィイイイ、ウキィー!!!

・じいさんが変態な「笠地蔵」

またまた中川ホメオパシー先生による「笠地蔵」は、とにかくじいさんのキャラクターが変態すぎる。じいさんはばあさんにバニーガールの衣装を着せようと思い購入したが買いすぎた。

だから帰り道、目についた地蔵たちにも着せてみた。するとその夜、バニーガールの衣装を着て楽しむ熟年夫婦のもとに地蔵たちが……ヒ、ヒェエエ! 結局、登場人物が全員変態なのかよ、パネェエエ!!!

それぞれ「ウマい話には裏がある」とかなんかそういう教訓を含んでいる気がしないでもないが……そんなことよりおもしろさが突き抜けてるな。「パネェ日本昔話」シリーズの第2弾ダイジェスト動画も絶賛公開されているので、そちらもあわせて要チェックや!

参考リンク:がぶ飲み『パネェ日本昔話』