ホカホカの「炊きたてごはん」に勝るものなし。炊飯器で保温されたごはんよりも、レンジでチンしたごはんよりも、やはり湯気がボワンッで米粒ピンピン、ふっくらモチモチのアツアツごはんが最強なのだ。できることなら会社でも、お店で買った弁当ではなく、自分で炊いたホカホカの炊きたてご飯が食べたいのじゃーッ!!
とはいえ、わざわざ会社で炊飯器を使うのは大げさだし、土鍋を使うのも面倒くさい。ということで今回使ってみたのは、100円ショップのダイソーで売られている『電子レンジ調理器 ご飯一合炊き』だ。ホカホカの炊きたてご飯、できるかな?
・いきなり結論
まず最初に、結論から書いてしまおう。ホカホカご飯は……できた! めちゃんこ美味しかった!!
んが、しかし!! 良い点と悪い点も見えてきた。具体的には以下の通り。
【良い点】
・とりあえず100円だから価格的な痛手なし。
・1合という量がちょうどよい。
・レンジさえあれば、ちゃんとホカホカの炊きたてご飯が作れる。
【悪い点】
・なんやかんやで、完成までに最短でも1時間くらいかかる。
・最高の炊き具合を見つけ出すためには、何度か作って感覚をつかむ必要あり。
・レンジの性能によって調理の仕方が変わってくる。
──てな感じなのだが、何度もトライして、段取り良く調理できるようになれば「悪い点」も帳消しになる。それでは、どうやって炊飯していくのか紹介していこう。
・作り方
その1:容器の中で、お米をとぐ。なお、筆者は無洗米を使ったので、この工程は省略。ちなみに中ブタには、米とぎ時の水切り用の穴があるので楽チンだ。
その2:200mlの水を入れ、30分以上浸す。ここが最も面倒かつ、時間もかかるのでネックとなる。なお、容器内に目盛り等はないので、200mlの水は何かの容器で計る必要がある。ちなみに筆者は無洗米なので、220mlほどの水を入れた。
その3:中ブタをしてから外フタを回してロックし、電子レンジで加熱するのだが、電子レンジの機能や性能によって、その方法はまちまち。たとえば筆者の場合は、
電子レンジの「強モード(おそらく600W)」で5分加熱 → 「弱(おそらく200W)」に切り替えて12分加熱 → 電子レンジから取り出し、ごはんをかき混ぜ、フタをして10分ほど蒸らして完成!
であったが、「500Wの電子レンジ」の場合や、「弱モードがない電子レンジ」を使用する際は、また違った時間&方法で調理することになったりもする。しかし、詳しい作り方は説明書にバッチリ書いてあるので安心してほしい。
──以上。シンプルな商品ながら、なにげに作り方は ややこしい。まさに先述の「レンジの性能によって調理の仕方が変わってくる」の理由が、コレである。
とはいえ、何度か試行錯誤すれば、いずれは「これだ!」という炊き時間が導き出せることだろう。
それはさておき、筆者が会社の電子レンジで炊いたごはんはというと……
完璧ではないが、上出来である! ボワッとした湯気は立たなかったが、しっかりと米は立っており、まさしく「ホカホカの炊きたてご飯」がそこにはあった。うま〜!!
ちなみに、無洗米なので水を多めに入れたのに、炊きあがりは少しばかり「かため」だったので、次に炊く時は240mlくらいは入れようかな……なんて作戦も立てている。
いずれにせよ、「米に水を入れてレンジ2回、あとは放置」だけで炊きたてごはんが食べられる……ってのは魅力的。お金の節約にもなるかもなので、ぜひとも皆さんもお試しあれ。なにせ新たに用意する調理器具は、なんとたったの100円なのだから。
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.