夢と魔法の国ディズニーランドは、「世界で一番幸せな場所」だとも言われているが、ある男の子にとっては、そういう訳にはいかなかったようである。
というのも、仏ディズニーランドが開催するイベント「プリンセス・デー」に3歳男児の母親が参加を申し込んだところ、断られてしまい激怒! 「性差別だ」と物議を醸しているというのだ。
・3歳の息子のために「プリンセス・デー」に申し込んだ母親
米エンタメニュースサイト『E!Online』によると、イギリス人だと思われる3歳のノア・グラス君の母親ヘイレイさんが、アニメ映画『アナと雪の女王』の大ファンだという息子のために、パリのディズニーランドが開催する「プリンセス・デー」に申し込んだのだという。
ディズニーホテルで催されるイベントでは、ドレスを着てメイクアップをしてもらった子供達がプリンセスになりきり、おとぎ話の世界を体験できるという内容。ヘイレイさんは、エルサのドレスを着るのが大好きだという息子のために、早めのクリスマスプレゼントとしてパリへ連れて行こうと考えたのである。
・「男の子だから」という理由で断られて激怒!
そこで、パリのディズニーランドにイベントに参加したいとのメールを送ったところ、「ノア君が男の子だから」という理由で断られてしまったのだ!
思いがけない返信に、ヘイレイさんは怒りのあまり30分ほど震えが止まらなかったとのこと。メディアのインタビューに答えた彼女は、「母親である私が、息子がプリンセスに変身することに抵抗がないのに、ディズニーがノアを受け入れられないなんてどういうことなの?」とコメントしている。
・ディズニーランドが正式に親子に謝罪
その後、英メディアに取り上げられたこともあり、ディズニーランド・パリが親子に正式に謝罪。「男の子も女の子もプリンセス・デーはもちろんのこと、他の特別イベントへの参加にも大歓迎です。このようなことが、二度と起こらないように努めます」と、誤解があったことを認めている。
スーパーヒーローになりたい女の子だっているのだから、プリンセスになりたい男の子がいたって問題はないはずだ。ノア君がプリンセスに変身して、少し早めのクリスマスプレゼントを思う存分楽しめることを願いたい。
参照元:Instagram @sparklesandstretchmarks、YouTube、E!Online(英語)
執筆:Nekolas