宇宙で活躍する賞金稼ぎを描いた近未来SFアニメ『カウボーイビバップ』。地上波で最初に放送されてから20年近くが経つが、そのハードボイルドな世界観と圧倒的なクオリティーで世界的に根強いファンの多い作品だ。実は私(中澤)は、最初の地上波からのファンである。
見たこともないレベルの「大人な雰囲気」に、16歳だった私は完全にノックアウト。今でも最も好きなアニメだ。そんな『カウボーイビバップ』がアメリカでテレビシリーズとして実写化されるという。マジかよ! あんなの実写で再現できんの? しかし、アメリカならあるいは……
そう思い、海外の人がどう受け止めているか調べてみたところ……めっちゃ燃えてた。
・マジでやんのかよ
アニメの原作ファンにとって、その作品を愛していればいるほど実写化を受け入れられない人は多い。2次元を立体にした時、どうしても生まれてしまう歪みのようなものによって、原作の世界観が壊れてしまうことを嫌うからだ。ぶっちゃけ私も実写化は「マジでやんのかよ!」という気持ちが拭えない。
・アメリカならあるいは
しかし、アメリカと言えば、マーべルシリーズやDCコミックスなどなど実写化が盛んなお国柄。日本で作られるよりは、まだマシである。と、日本人の私は思うのだが、海外のファンはどう思っているんだろうか。ネットの声は以下の通り。
・海外の声
「よっしゃよっしゃよっしゃーーーーーー!」
「今年最高のニュース」
「やめて、カウボーイビバップに触れないで」
「カウボーイビバップの実写映画を作ろうとする気持ちがわからない」
「オーマイガオーマイガオーマイガ」
「我々に実写化を止める術はない」
「エドは誰もできない」
「カウボーイビバップが大好きなだけに実写はいらない。台無しにされるのが怖い」
「ウォシャウスキー姉妹は絶対見るだろうね」
「カウボーイビバップ実写とかイミフ。やめて。いらない」
「カウボーイビバップは最も好きなアニメ。実写化? 絶対にいらない。絶対にだ」
「プロデューサーは知らんけど、作家はマーベルテレビシリーズの人。最高に期待」
「カウボーイビバップの実写化は何も期待できない。全てを台無しにしないことを願うだけ」
──喜んでいるファンもいるが、非難の声が多い。この非難の声が「愛ゆえに」というのは言うまでもないが、驚いたのは、日本でも知る人ぞ知る存在の『カウボーイビバップ』が、海外で原作愛を持たれるほどに浸透しているという事実。特にアメリカとスペインにファンが多いようだ。
ちなみに本作品はTomorrow Studios、Midnight Radio(米国クリエイターチーム)、そしてサンライズが共同開発。プロジェクトはすでに動き出してしまったようなので、何を言っても始まらない。せめて、最高なものができるように祈るだけである。
参照元:Twitter @SUNRISE_web
執筆:中澤星児
▼なにはともあれビッグプロジェクトが始動
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— サンライズ (@SUNRISE_web) June 7, 2017