サクッとした皮とフワッとした中身がハーモニーを奏でるクロワッサン。どことなく上品でお洒落なイメージが漂うパンだが、最近ではコンビニで普通に手に入るのも嬉しい。
中でも、小さいクロワッサンがいっぱい入っている「ミニクロワッサン」の袋詰めはお菓子にも食事にも使えて便利。そんなミニクロワッサンは主要コンビニ3社でだいぶ違う。そこで、どれがウマイか食べ比べてみたところ……1社だけ格が違ェェェエエエ!
・クロワッサンと私
クロワッサンと私(中澤)の初めての出会いは、アニメ『きんぎょ注意報!』だ。お嬢様の藤ノ宮千歳が食べてるのを見て、親に「食べてみたい!」とねだったのである。そして、私はクロワッサンの虜(とりこ)となった。
『きんぎょ注意報!』では、最終的に藤ノ宮千歳は食べず嫌いだった焼きそばパンを認めるという話だったと記憶しているが、私は完全にクロワッサン派だ。クロワッサンこそパンの王者。焼きそばパン死すべし。……と、クロワッサンへの熱い気持ちはここまでにして、3社のミニクロワッサンの価格は以下の通り。
・ファミリーマート『ミニスイートクロワッサン(税込108円)』
・セブンイレブン『カスタードクリームのクロワッサン(税込110円)』
・ローソン『塩バタークロワッサン(税込125円)』
──コスパが良いのはファミマとセブンイレブン。共に5個入りである。ローソンは4個入りで125円とコスパ的には一歩後退。まずは、ファミマを食べてみた。
・ファミリーマート『ミニスイートクロワッサン(税込108円)』
ふわふわのパン生地に、柔らかく広がるミルキーな甘み。「ミニクロワッサン」と聞いてみんなが想像する基本の味と言っても過言ではないだろう。
・セブンイレブン『カスタードクリームのクロワッサン(税込110円)』
次に、セブンを食べてみることに。オリジナル商品の食べ比べでは、味の面でリードすることが多いセブン。ミニクロワッサンではどうだろうか? カスタードクリームを折り込んであるとのことだが、その味はいかに。
食べてまず、口に広がったのはコクのある甘み。しかし、甘ったるさはなくスッキリしている。そして、これまたふわふわのパン生地から漂うバターの香ばしさ。110円とは言え、なかなか深い味だ。
・ローソン『塩バタークロワッサン(税込125円)』
これは今回もセブンの優勝か? 価格の時点でシンガリに位置したローソンが、ここから他の2社をまくるのは相当の末脚を発揮する必要があるような気がする。ともかく、食べてみたところ……
ウンマーーーーーーー! 外側「サクッ」で内側「フワッ」のパンに、豊潤かつ香ばしいバターの風味!! その味はまるで香ばしさ自体が「味」となったようである。オグリキャップいたァァァアアア!!
・甘くない
何より、甘くなく若干しょっぱい方向に振られているのが香ばしさを際立たせていて大正解だ! そう、ミニクロワッサンは、基本的にお菓子っぽい甘い味であることが多い。だが、みんな待ち望んでいたはずだ。本格クロワッサンの香ばしさを持ったミニクロワッサンの登場を! これはミニクロワッサン革命や!!
この味の前には、15円程度のアドバンテージはないも同然。クロワッサンの香ばしさを愛する私のような者ならばローソン一択である。逆に、ミニクロワッサンのお菓子っぽさが好きな人にはセブンかファミマがオススメ。
意外な結果となった今回の食べ比べ。クロワッサン好きは参考にしていただければ幸いだ。それでは、より良いクロワッサンライフを!
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼ローソンの格が違いすぎる!