【動画あり】どうしてこうなった!? NHKが関西地方向けに放送した『どらむでクッキング♪』が攻めすぎている件

あまたのテレビ番組があるなかで、「料理番組」は需要があるにもかかわらず、もう伸びしろがないように思える。なぜなら、飲食店を紹介するか、レシピを紹介して、その味を伝える。やることはそれだけだからだ。今までのテレビ史においても、斬新な試みはすでにやり尽くされた感がある。

しかし、その料理番組の常識を覆す試みが始まっていた！　それも何とNHKでだッ!!　料理番組に新風を吹き込もうとしているのは、関西地方向けにすでに放送された『どらむでクッキング♪』である。料理しながらレシピを紹介しつつ、その横でドラマーがビートを刻むというもの。なんだコレ!?　どうしてこうなったーーッ！

・ドラムで克服？

番組は2017年3月28日に放送されたようである。NHKのYouTubeチャンネルには、その番組のダイジェストが公開されている。それを見ると……。ナニもかもがおかしい！　番組紹介ページでは次のように説明されている。

「食材刻んで、リズムも刻む！料理初心者が失敗しがちなポイントをドラムのリズムで克服できるか？」（NHKネットクラブより）

・くっつけちゃダメだろ！

ドラムでリズムを刻んでも、失敗の克服はできないだろ！　そんなのムリだよ。実際にダイジェスト映像を見ると、日本を代表するロックバンド「LUNA SEA」のドラマー真矢さんと、女優やモデルとしても活躍するシシド・カフカさんが、調理している真横でドラムを叩いている。

ハッキリ言って、うるさい！　気が散る！　ドラムのビートは悪くないし、2人の演奏も素晴らしい。だが、料理番組とドラム演奏をくっつけるのは、いかがなものか？

なお、この番組はテレビの可能性に思いっきり挑戦する「おもラボ」の一環として制作されたそうだ。したがって、この挑戦が失敗だったと判断されれば、2度と番組は放送されないだろう。この試みは成功だったのか？　それとも失敗だったのか？　わからない……。

参照元：NHKネットクラブ、NHKどーがステーション
執筆：佐藤英典