日本ではまず見られないが、海外のスポーツの試合ではごくまれに「乱入劇」が起きる。熱狂したファンが大暴走し、警備員に取り押さえられる……なんて光景は見たことのある人も多いだろう。
思わぬ来客は動物の場合もあるのだが、先日行われたテニスの試合でこれまでにない珍客が訪問! なんとまさかのイグアナが登場し、試合は一時中断する羽目になってしまった。
・アメリカでの試合
イグアナの乱入劇は、2017年3月22日にアメリカで行われた「マイアミ・オープン」のイジ・ベセリー vs トミー・ハース戦で起きた。互いに1セットを取り合い、迎えた最終セット。スコア3−3とお互いに譲らない展開が続いていた時であった。
・試合は中断してイグアナ劇場が開幕
どこからともなく現れたイグアナが電光掲示板からニョキッと顔を出すと、そこから試合そっちのけのイグアナ劇場が開幕。イグアナは捕まえようとした警備員を振り切ったと思えば、コート内を大爆走! まさかの動きで警備員をかく乱し、試合は中断せざるを得ない状況となってしまった。
・意外と足が速いイグアナ
悪戦苦闘の末、イグアナは再び電光掲示板に乗って試合を観戦した様子。動画「Iguana Runs On Court, Halts Match At The Miami Open」は、イグアナの身体能力に加え、海外の寛容さも見ていておもしろい。
ちなみにイグアナの登場に喜んで自撮りまでしていたトミー・ハースは、集中力を切らしたのか敗北。彼にとって、イグアナは「勝利の女神」的な存在にはならなかったようだ。