ロケットニュース24

【衝撃事実】体臭のプロ “臭気判定士” が激白「ワキのニオイは8パターンある」→「ミルク・カビ・生乾き・鉄」など

2017年3月15日
提供:株式会社マンダム

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女性はもちろん、男性にとっても体臭の話はデリケートである。超絶デリケートである。どんなに仲の良い友達とでさえ、自分の体臭の会話には滅多にならないだろう。もしかしたら世界でただ1人、自分だけが気付いていないかもしれないニオイ……それが体臭だ。

マジでデリケートな体臭問題だが、俺たちには強い味方がいる……。そう、男性用ボディケア市場売上No.1ブランド “ギャツビー” を手掛ける、株式会社マンダムだ! 聞けばマンダムには「臭気判定士」がいて、日々 体臭に関する研究をしているというではないか。臭気……判定士だと?

・ギャツビーとは

まずは、ギャツビーについて簡単におさらいしておこう。整髪剤やデオドラント商品など、男性用化粧品で国内トップシェアを誇るギャツビー。おそらく、ギャツビーのボディペーパーを使ったことが無い日本人は1人も存在しないであろう、まさに “俺たちのギャツビー” である。

そのギャツビーブランドを擁する株式会社マンダムには「臭気判定士」がおり、日々ニオイを嗅ぎまくっているらしい……何その謎の仕事? 今回はマンダムの臭気判定士にインタビューできることになったのだが、驚愕の事実が次々と判明! 以下でご覧いただきたい。

──まず、御社には何名の臭気判定士がいらっしゃるのでしょうか?

「私を含めて7名がいます。長い人だと10年以上、体臭の研究に携わっています」

──7人のサムライみたいでカッコいいですね。ちなみに臭気判定士って、誰でもなれるものなんでしょうか?

「臭気判定士は国家資格です。なれると言えば、18歳以上であれば誰でもなれますが……」

──ええええ! 臭気判定士って国家資格なんですか!? てっきり名乗ったもん勝ちの称号かと思ってました……。

「年に1度の国家試験があります。合格率20~30%くらいと言われていますね。そもそも臭気判定士の多くは悪臭苦情を解決するために、工場・事業所からのニオイを測定するのが主な仕事です。弊社では体臭の研究に活かすために資格を取得しています」

──そうなんですね。ちなみにどれくらいの数を嗅ぐのでしょうか?

「一夏に100人くらいのワキを嗅ぎますね。夏に嗅ぐ理由は、夏場の体臭が一番強いから、ワキを嗅ぐ理由はワキのニオイが一番キツいからです。夏に効果があればその他の季節でも通用する……ということで、商品の効果性のテストなどは夏をメインに行います」

──100人のワキ……ハンパないですね。

「当社では臭気判定士以外の社員も、商品開発のため体臭を嗅いでいます。その際、臭気判定士が1人は立ち会うことになっていて、判定の精度を高めるために、必ず4人以上で判定を行っています」

──なるほど、まさに体臭のプロ集団ですね。でも、ニオイって機械で数値化できるっていいますよね? わざわざ人間が嗅ぐ理由はあるのでしょうか?

「機械は何かしらの成分を判断しているんですね。でも実際のニオイは、ニオイ成分が複数混ざっていて、混ざることで強く感じたりするものなのです。我々としては機械に任せるものもありますが、最終的には人の感覚を大切にしたいと思っていますので、直接嗅いで判断します」

──なるほど。大切なのは人がどう感じるかですからね。

臭気判定士の意外な仕事内容が判明したところで、いよいよインタビューは後半へ! 「8パターンのワキのニオイ」とは何なのか? 2ページ目へ急げ!!

参考リンク:ギャツビー スポットデオドラント
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.


【衝撃事実】体臭のプロ “臭気判定士” が激白「ワキのニオイは8パターンある」→「ミルク・カビ・生乾き・鉄」など(2ページ目)

──先ほど、“数値化” という話が出ましたが、体臭も数値化できるものなのでしょうか?

「体臭の強さは0~5までの数値で評価します。0は無臭、3が一回嗅ぐと何のニオイかわかる程度、5は刺激として感じられる程度の強烈なニオイ……といった具合です」

──刺激! えええ……実際にレベル5の刺激の人っているのでしょうか?

「います(即答)。ただし過去5年で1人いたかいないかくらいなので、かなりの少数ですけどね」

──自分に「刺激」の可能性があって怖いです……(震え声)。ちなみに、体臭と見た目って関係ありますか? 例えば、ゴリゴリのマッチョマンが良いニオイとか、爽やかなイケメンなのにキツい……とか。

「見た目は関係ないですね。経験上、体格・体重・骨格なども体臭とは関係ないと思います。ちなみに判定は顔が見えないようにしています」

──なるほど……。先ほど “ワキのニオイが一番強い” という話がありましたが、人間はワキのニオイが一番強いものなんですか?

「年齢にもよりますね。もちろん人それぞれですが、20代男性はワキが一番強いことが多いです。30代中盤からは、ワキにプラスして頭からもニオイが出てきますね。

ワキのニオイが強い理由ですが、ワキはニオイの原因となる皮脂腺と、2種類の汗の汗腺があるところで、さらには密閉して菌も繁殖しやすいので、菌にとっては天国……つまり強いニオイが発生する条件が整った箇所なんです」

──ワキは菌にとって天国! おっかねえ……ちなみに耳の裏はどうなんでしょうか?

「実は、耳の裏からは強いニオイは出ないんですよ。強いニオイが出るのは、ワキ・頭、人によっては足ですかね」

──え、そうなんですね! 今まで必死で耳の裏を洗ってました!!

「さらに言えばワキはニオイのバラエティが豊かなんです。8パターンありますからね」

──バラエティ! 8パターン!! 怖いから聞きたくない……けど教えてもらっていいでしょうか?

「まずはM、ミルクですね。日本人の半分以上がMだとされています。次にA、これはアシッド(すっぱい)ですね」

──お願いだからMであって欲しい! Aはイヤだ!!

「あとはK、これカビです。Cはクミン、カレーっぽいニオイですね。Eは蒸し肉、Wはウォータリーで生乾きっぽいニオイ。Fは鉄、具体的に言うと鉄棒を握った後のようなニオイです。最後にその他で、合計8パターンがあります」

──うわぁぁぁあああ……。でもどれもわかる気がします……。

「この8パターンで、例えば “MAの5:5” などと評価します。“MAの5:5” ということはミルク50%とアシッド50%ということです」

──怖い、これは怖い。自分の比率を考えるとマジで怖い。

「アシッドのサンプルがありますが、嗅いでみますか?」

──え、じゃあちょっと……ム! 確かにすっぱいですね、プレーンヨーグルトみたいな。これがアシッドか……。お聞きしたいんですが、ニオイってケアすれば防げるものなのでしょうか? それとも人によってはいくらケアしても無駄なんでしょうか?

きちんとケアすれば防げます(断言)。例えば、何もしてない状態でニオイが強烈な人でも、開発した商品をつけてもらうとニオイが人並み、もしくはそれ以下になることも多々あります」

──素晴らしい! 俄然、勇気が湧いてきました!!

「私たちのやり甲斐はまさにそこです。ニオイってデリケートな問題じゃないですか? 悩んでても人にはなかなか相談出来ないですし……」

──おっしゃる通りです。

「そんな人でも、適切にケアすれば大丈夫だよ、ということを多くの人に知ってほしいですね」

──いいお仕事ですね! マジで世の中の役に立っていると思います。ケアすれば体臭も怖くない!

いかがだろうか? 「体臭はきちんとケアすれば防げる」……これ以上に心強い言葉があるのだろうか? 自分では気付かない体臭、だからこそ怖い体臭。だが体臭のプロは「ケアすれば防げる」と仰っているのだ……ケアするしかないでしょォォォオオオオオ!

ちなみに、ギャツビー最新のイチオシは、ニオイの元に直に効くタイプ、つまり直接塗る “ロールオンタイプ” だそうだ。臭気判定士の方も「ワキにはこのタイプが効果的です」と語っていたから、男性諸君は必ずチェックするようにしよう。最後にもう1度だけ言うぞ? ニオイはケアすれば防げる! 心強いお言葉いただきました!!

参考リンク:ギャツビー スポットデオドラント
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼おまけ。女子大生にも「A(アシッド)」を嗅いでもらった。無理という意見もあれば、意外と大丈夫という意見も。

▼ちなみに「加齢臭」は全然臭くなかった。むしろ、おじいちゃんのいいニオイ。これは意外。

▼女子大生も「加齢臭」は、余裕だった。

▼大不評だったのは、我々が加齢臭だと勘違いしている「ミドル脂臭」だ。30代後半、特に頭から出てくるらしい。

▼大切だからもう1度貼っておく。覚えておくように。

▼だが、ワキのニオイもミドル脂臭も、きちんとケアすれば防げる! ありがとう臭気判定士!! ありがとうギャツビーーーーッ!!

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