自分の好きなパンや具を選んで、手軽に安くカスタマイズサンドイッチを注文出来てしまうサブウェイは大人気だ。
日本でも頻繁に利用しているという人は多いと思うが、ある研究チームがカナダのサブウェイのチキンサンドを調査したところ、鶏肉のDNAが約半分だったという結果が明らかになったというのだ!
・ファストフード店のチキンのDNAを調査したところ……
サブウェイで販売されているチキンサンドを調査したのは、カナダ放送協会だ。同協会は、同国トレント大学の野生動物DNA研究所に協力を求め、サブウェイをはじめとするマクドナルドなどのファストフードチェーン店の鶏肉のDNAを調査した。
本来なら、そのまま鶏肉を使用していたらDNAは100パーセントのはずだが、すでに商品になっている物は味付けがされているので、100パーセントよりはある程度低い数字になるのだという。
・調査の結果
DNA検査の結果、ほとんどのチキンメニューにおいて、鶏肉のDNAの割合が85~90パーセントを示して合格点に達したとのこと。
しかし、サブウェイのローストチキンサンドイッチは53.6パーセント、てり焼きチキンサンドは42.8パーセントという数字となり、合格ラインに達していないことが明らかになったのだ。そこで研究チームは、チキン以外に何が含まれているのか調べるために、さらなる生体組織検査に踏み切ったところ……「チキンの他に大豆が使用されている」との結果が出たらしい。
・カナダのサブウェイの主張
それに対して、カナダのサブウェイは「DNA検査の信憑性は確かではない」とコメント。鶏肉にしっとりした食感を与えるために、大豆を1パーセントほど含んではいると認めつつも、鶏肉100パーセントを使用していると主張。同社が掲げる鶏肉の品質に見合っているかどうか、すでにテスト済みだと述べている。
しかし、カナダ放送協会によるDNA調査の結果を尊重し、鶏肉卸業者から提供される鶏肉について再度調査するつもりだとも述べている。
「体に害がある添加物が使用されている」という話ではないが、再調査の結果に多くの人が注目しているのは確かだと言えそうだ。
参照元:CBC News、FOX 8(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.