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東京・新大久保に2017年を占いに行ったら、自分の「前前前世」までわかった話

2016年12月27日

zense1

2016年ももう残り数日。来る年はどんな一年になるのだろうか? 意外と「占い好き」の私(佐藤)は、2017年を迎えるのに先立って、占ってもらうことにした。

訪ねたのは、東京・新大久保。韓国系の飲食店やショップが立ち並ぶこの街で、一際目を引くのが、霊感透視の大光寺である。以前から気になっていたので、占いに行ってみると、私の前前前世までわかってしまったのだ。私は過去世でも、○○が下手だったのか~!

・雑居ビル地下のお寺

このお寺は、歌舞伎町のすぐ裏手の雑居ビルの地下にある。こんなところに寺があるのか? と思うような場所だ。入り口を見ただけでは、そこが寺であるとは到底思えない。そもそも自動ドアだし。

・湯呑でコーヒー

入るのには結構勇気がいる。中の様子が窺えないので、かなりためらうが、ポン! と自動ドアのボタンを押して中に入ると、そこは確かにお寺の雰囲気。中には、4体の仏像が鎮座しており、天井には何やら荘厳な雰囲気の天井画が。猛烈な不安をかき立てられるのだが、ここの住職はあたたかく迎えてくれた。「占ってもらいたいんです」と話すと、「そちらにおかけください」と促され、湯呑にコーヒーを淹れて提供してくれた。

どうやら、私のような飛び込みの客は珍しくないらしい。ノートに氏名・生年月日・住所などを記すと、それを元にして早速占いがスタートする。正直なところ、どこまで本当のことを書くべきか、一瞬戸惑ったが、占いの結果に影響するのではないかと思って正直に書いた。

・2017年の運気

今回知りたかったのは、たった1つ。2017年の運気である。そこのところを尋ねると、次のような答えが返ってきた。

「これからの3年は物事が良い方に行きます。今までの成果を得る時期です。西の方角との縁は弱いようなので、東の方に行くでしょう」

こう言った感じの内容だ。住職は特に何かを見る訳ではなく、私の生年月日から、そう述べているように見える。

・人づきあい

そこから、住職は問わず語りのように1人で話始めた。話題は人づきあいの方向へ。

「人づきあいはあまり得意ではないです。人に指示されることがあまり好きではないですね。言うことを聞くのが苦手。笑顔であいさつする程度でちょうどいいでしょう。要は心の持ち方、心をどう使うかが大事でしょう」

そうなんです! 人に指示されるのがムチャクチャ嫌いなんです!! 何事も人の言うことに従うことや、人と同じことをするのが大嫌いなんです! おお、素晴らしい。よくぞ私の性分まで見抜いてくれました! ちなみに笑顔であいさつするのもイヤなんですが、心の持ち方ですよね。精進します。もうスッカリ私は話を聞き入ってしまっている。

・寿命と健康

そして話は、自ずから寿命と健康の方向へ。むしろ寿命とか知りたかったので有難い。

「この人は、84歳を超えるまで元気です。肺と喉、腸を大事にした方が良いですね」

なんと! 肺と喉はタバコを吸うので、自分でも将来的に気をつけねばと思っていたところだ。腸は幼い時から弱く、すぐにお腹を壊してしまう体質はいまだに続いている。やっぱり歳をとると、さらに気を付けるべきなんですね。占いでそんなことまで見えてしまうのか!

・前前前世

その流れから、突然前世の話に入った。あまりに唐突で、思わず聞き逃しそうになってしまった。

「あなたは前世で……」

ゴクリと思わず生唾を飲んでしまった。

「あなたは前世で、中国、韓国、モンゴル。それからヨーロッパにいました」

え? 前世だけじゃなくて、つまり前前前世あたりまでさかのぼって話をしてる感じ? まあ、世界をまたにかけてたってことかな?

「農業はしてないです。酪農や狩り、それから教えることと治すことをしてました」

ああ、だいぶアバウトだけど、農業はやってなかったんですね。教えることってのは教師かな? 治すことは医者かな?

「軍事や政治に携わることをしてました」

結構生まれ変わってるのかな? 割と優秀ってことですかね?

「商売は下手です」

ですよね、そんなに優秀じゃないねえ。まあ、今も金勘定はめっちゃ苦手ですから。それだけで十分納得ですわ。とりあえず、これからの3年は調子が良いとわかった。まあ、大抵の占いで同じことを言われるので、間違いないと安心した。大体聞けることは聞いたので、この辺で切り上げて、診断料をお支払い。金額は1万円とのことなので、お支払いをして帰った。

前前前世もわかったし、84歳までは生きられる見込みというのもわかったので、大いに満足である。

Report:佐藤英典
Photo・イラスト:Rocketnews24

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