数ある方言の中でも「マジで何言ってるのかわからねえ……!」と、人々を困惑させることで有名な青森弁(津軽弁・南部弁・下北弁)。その独特なイントネーションや言い回しは、むしろ日本語よりも外国語に近いといっても過言ではないだろう。
そんな青森弁をふんだんに駆使したラップ動画を、なぜか青森県が公開した……WHY? 動画には滑舌が悪いことで有名な芸人「諸見里大介」さんも登場、ラップで対決しているのだが……結果からいうと青森弁の圧勝! 圧倒的大差で、青森弁の方が聞き取れねぇぇぇええええ!!
・青森弁でラップ
「関⻄圏の皆様に青森の良さをもっと知ってもらいたい! 青森に来てもらいたい!」という思いから、流⾏のラップバトル形式の動画を制作したという青森県。……来てもらいたいならわかりやすく説明した方がいい気もするが、それは置いておこう。
動画は『ディス(り)カバリー青森』と題され、諸見里さんの青森攻撃に対し、りんご農家やホタテ漁師や女子高生、はたまた青森県知事までが青森弁ラップで青森の良さをアピールするというものである。ありがちと言えばありがちだが、動画の完成度はいかがなものなのだろうか?
・字幕を見ればわかる
さっそく動画を再生すると……お? 意外と聞き取れるぞ? 一瞬「こんなもんだっけ青森弁?」と思ったが、どうやら動画に映し出された字幕を無意識に目で追っていたようだ。そこで今度は目を閉じて動画を再生すると……!
マジで何言ってるのかサッパリわからねぇぇぇぇええええええ!! やっぱり青森弁の破壊力ハンパねぇぇぇええええええ! かろうじて「青森」などの単語は聞き取れるが、それ以外は「女の声から男の声に変わったな」くらいの情報しか得ることが出来ず、中身については1ミリも理解できなかった。
もし『ディス(り)カバリー青森』をご覧になるとしたら、まずは目を閉じて耳力(みみぢから)のみで青森弁が聞き取れるか挑戦していただきたい。きっと滑舌の悪い諸見里さんの言葉が可愛く思えるほどの青森弁パワーに驚くことになるだろう。