赤ちゃんの子育てをしているママとパパは、夜泣きする赤ちゃんをあやすのに忙しく、とにかく睡眠不足になりがちである。体力勝負の子育てで睡眠が取れないと、気分がイライラしてしまうものだが、なんと、たった数分で赤ちゃんを泣きやませてしまう、ベビーベッドが登場したというので紹介したい。
こんなベビーベットがあれば、夜は親子そろってグッスリ眠れて、かなりストレスを減らせるのではないだろうか。
・たった数分で赤ちゃんを泣きやませるベッドが誕生!!
たった数分で、赤ちゃんを泣きやませてしまうベビーベット「Snoo:スヌー」を開発したのは、米カリフォルニア州ロサンゼルスに住む小児科医ハーヴェイ・カープ氏だ。
スヌーは電動式で左右に小刻みに揺れ、その動きで、赤ちゃんを眠りに誘う仕組みになっている。大人でも電車や車に乗っていると、自然と眠気に襲われてしまうことがあるが、小刻みな動きは人をトランス状態に導く作用があるからだ。
・子宮内と同じ環境を作ることが鍵
そして、スヌーにはホワイトノイズ(全ての周波数で同じ強度の音)を発する装置が搭載されていて、赤ちゃんが子宮の中にいるのと同じ状態を作り出すのである。
子宮内では、血管を流れる血液が、掃除機にも似たような大きな音を立てて流れている。よって、ホワイトノイズを聞きながら、小刻みに左右に揺らされている赤ちゃんは、数分ほどで眠りに落ちてしまうという訳だ。
スヌーに寝かせる時は、寝袋のようなお包みに入れるので、ベッドが揺れても赤ちゃんが転げたり、うつ伏せになることはない。
・赤ちゃんが出すサインを理解しやすくなる利点も
もちろん、赤ちゃんはおしめが濡れたり、お腹が空いたら泣き出す。だが、スヌーに寝かせることで赤ちゃんの夜泣きが減少すれば、「赤ちゃんが何を必要としているのか、両親も赤ちゃんが出すサインを理解しやすくなる」とカープ医師は語っている。
生後5~6カ月の赤ちゃんに適したスヌーは、価格が1150ドル(約12万円)に設定されている。普通のベビーベッドよりは値が張るが、最も子育てが大変な時期に余分な睡眠が取れれば、親としては大助かりではないだろうか。
睡眠不足でイライラすると、夫婦間でケンカが増える原因にもなる。なので、少し子育てで楽をしたいという人は、スヌーの購入を検討するのもアリかもしれない。
参照元:YouTube、The Washington Post(英語)
執筆:Nekolas