ここ数年、各自動車・バイクメーカーが盛んに電気自動車や電動バイクをリリースしているが、燃料使用車に比べると、航続距離が短かかったり充電に時間が必要だったりと、やはり実用性を欠く点は少なくない。
だがしかし、先日ドイツで開催されたモーターショーで発表された、電気を動力とした乗り物が実用的だと話題になっているらしい。その乗り物とは……「ペダル付き電動バイク」だ!
・ペダル付き電動バイク『G12H』
クロアチアのスヴェタ・ネデリャという町にオフィスを構える「Greyp Bikes社」は10月5日、ドイツ・ケルンで開催されたモーターショー「インターモト2016」で、新型のペダル付き電動バイク『G12H』を披露した。
同社は以前、時速70キロの最高速度を誇るスポーティーなペダル付き電動バイク「G12S」を発表して話題を呼んでおり、今回披露されたG12Hはそれを通勤向けに仕様変更したモデルとなっているようだ。ちなみに、販売価格はまだ発表されていない。
・実用的な仕様
G12Hの主な特徴は、1回の充電でなんと240キロもの距離を走行できる点にある。最高時速は45キロとスピードを抑えた仕様ではあるものの、電動バイクとしては大変充実した航続距離といえるだろう。
さらに注目すべきは、同バイクが自転車と同じ “ペダル付き” ということ。もし電力が切れてもライダーが自分の足でペダルを漕ぐことで、また先へ進めるというのも大きなポイントだ。
・次世代の電動アシスト自転車
動画で同バイクの全体像を確認すると、スポーティーでありながらスタイリッシュなデザインとなっており、次世代の電動アシスト自転車といった雰囲気がたまらなくカッコイイぞ!!
実はこのバイク、日本では保安部品類を追加するなどしてナンバーを取得しなければ公道を走ることは出来ないので注意が必要である。いずれにせよ、航続距離が長く、自分の足でペダルを漕いで走ることも出来るG12Hは今後、世界中でヒットする可能性大だ。
参照元:YouTube、Greyp Bikes「News」
執筆:K.ナガハシ