気持ち悪い動きで一躍有名となったBoston Dynamics社の四足歩行ロボットも進化を遂げてようやく親しみやすくなってきたところ、今度はGhost Roboticsという研究機関が、また新たな4足歩行ロボットを発表して話題を呼んでいる。
そのロボットは、ひたすらピョンピョンと飛び跳ねながら移動するのが特徴とのことだが……なんと、金網のフェンスを登ったり、ドアを開けることが出来たりと、かなり高性能な仕様になっているらしい。
・ロボットの名前は「Ghost Minitaur」
動画を再生すると見えてくるのは、冒頭でお伝えした、前足2本と後足2本で交互に地面を踏みながらピョンピョンと前に進む4足歩行ロボット「Ghost Minitaur(ゴースト・ミニタウル)」だ。
このGhost Minitaurは、コミカルな見た目とは裏腹に実はパワフルで高性能。強力なモーターを装備していながら地形をスピーディーに解析することが出来るので、金網のフェンスや階段を登ったり、ドアの開閉もこなしてしまえるというわけである。
・小型犬程度のサイズで稼働時間は約20分
サイズは、高さ40cm、幅28cm、重量は6kgと小型犬程度。最高時速は約7kmで、48cmほどの高さまでジャンプすることが可能とのこと。なお、1度の充電での稼働時間は約20分だ。
動画では、実際に宙返りをしたり金網のフェンスを登ったりするほか、階段を駆け上がったり、ジャンプしながらドアを開ける姿などを見ることが出来る。数ある4足歩行ロボットの中でも屈指の運動能力を備えているといっていいだろう。
見た目によらず高性能なこのGhost Minitaur。災害時など、人間が足を踏み入れられない場所で力を発揮してくれそうだ。