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【重要確認】男性の「足用制汗クリーム」を清純派女優がつけると匂いが抑えられるのか、嗅いで確かめてみた

2016年10月4日

anioi4

私(佐藤)の足は臭い。多分、ハンパではないという自負がある。ヘタしたら、小動物を気絶させるくらいの威力はあるのではないかとさえ、自分自身で思う。そんな私の足事情を想像したのか、サンプル商品が当編集部に届いた。私宛てではなかったのだが……。

その商品とは、「デオナチュレ 男足指さらさらクリーム」なるもの。これは匂いを抑えるらしいのだが、その効果は不明だ。そこで、その効果のほどを試すことにした。足の匂いの実験台になって頂くのは、清純派女優として活躍する小菅怜衣(れい)さん、22歳だ。たとえ、清純派と言えども足は臭いかもしれない! オジサンがたしかめてやるッ!!

・足臭のプロ

私の足が臭くなり始めたのは、小学校4年生くらいからだったと思う。当時バレー部の補欠として大活躍していた私は、部活動で毎日のように大汗をかき、足臭(あしくさ)の土台作りに励んでいた。その努力の甲斐あって、大人になってもその足臭魂は衰えることなく、むしろ歳を重ねるごとにパワーアップしているように感じられる。言っちゃ悪いが、私は足臭のプロだ。

・歩き回ってきた足

さて、今回匂いの実験台になってくれる小菅さんは、この日、2~3現場をこなして当編集部へとやって来てくれた。忙しい合間を縫ってきてくれたということは、つまりそこそこの匂いを蓄積した足になっている可能性がある。これは大いに期待できる。

ということで早速、クリームを塗る前の臭気レベルをチェック。どれ?

スーーーーーッ! と目いっぱいに足の匂いを吸い込む。吸引力の変わらない掃除機にも負けない勢いで、吸い込んだるッ!

シュゴォオオオオーーーーーーーーーーーッ!! (鼻から空気を吸う音)

ひと通り吸い込んだのち……。

・脳裏に浮かぶのは、あの海

「う~ん、そう来たか。悪くない、悪くないぞ」。私の脳裏には、幼き日に家族で訪れた海水浴場が浮かんでいた。

晴れ渡る空、と澄み渡る海。はるか彼方には、果てしなくのびた水平線があり、空と海とをクッキリと二分している。そして山の向こうから、湧き上がるようにして盛り上がる入道雲。あの時世界は、私に無限の可能性を指し示しているように見えた……。

泳ぎつかれて砂浜で一休み。まぶたを閉じて、砂の上の大の字になる。絶え間なく繰り返す波の音。どこか遠くで、無邪気な笑い声が聞こえる。どこか遠くで、車のクラクションが聞こえる。しかしそれらもまた、無限に広がる大自然のなかへと溶けていった。

まぶたの裏にまぶしい太陽を見ながら、私はうとうととしていたらしい。夢なのか現実なのか、その境目がハッキリしない。あの水平線がグラグラとボケ出しているような気さえしていた。と、その時、ほのかに鼻を刺激する匂いがした。目を開けて、傍らを見ると……。

半分腐りかけた海藻の塊が転がっていたのである……。

私は小菅さんの足を通して、そんな夏の日の思い出に浸っていた。悪くない、実に悪くないぞ。

・ここからが本題

さて、ここからが本当の実験。最初の匂いチェックはアンティパスト(前菜)みたいなものだ。胃袋が起きたところでメインディッシュ(主菜)と行こう。足用制汗クリームを少量取り、小菅さんは足先に塗る。

こうですか? と言いながら、足に塗るその姿に、なぜか健気さを感じてしまった。なぜだろう……。

これで本題の準備が完了だ。今一度、オジサンがたしかめてやろう。制汗クリームの実力とやらを!

スーーーーーッ! と鼻から深く息を吸い込む。最初の匂いチェックをギア1(ファースト)としたなら、次はギア2(セカンド)だ、行くぞッ!

ギュイーーーーーーーーーーーーーーン!! (鼻から息を吸い込む音)

あれ? 夏の日の思い出はどこに行った? あの果てしなく続く水平線はどこへ行った? 山の向こうに見えていた入道雲は? 私の傍らに転がっていた、ナゾの海藻の塊はどこに?

私の耳元で、誰かがこうささやいているような気がする。「あの夏の思い出はウソだ……。お前の妄想に過ぎない。泳ぎつかれたのもウソだ。なぜなら、お前は泳げないのだから……」と。すべてが灰色になったかのように、無臭だ。

宝物のような海藻の匂いさえも霧散と消えた……。

・考えるのをやめた

私はしばしの間、何が起きたのかを把握しようとしたのだが、それがムダであることに気づき考えるのをやめた。清純派女優小菅怜衣さんは少しも清らかさを損なうことなく、部屋を出て行った……。

取材協力:小菅怜衣( Twitter )、サンズエンタテインメント
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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