日本伝統の発酵食品・納豆。特徴的な味と匂いで、好き嫌いがハッキリ分かれるこの食べ物。私(中澤)は、納豆さえあれば他にオカズが必要ないくらいの納豆好きなのだが、嫌いな人はホントに大嫌い。納豆嫌いたちは言う。「匂いが無理」と。
……ふむ、つまり原因は納豆菌か。そこで私は考えた。菌が嫌なら除菌しちゃえばいいじゃない! というわけで、納豆をファブリーズしてみることにした。これで納豆嫌いもウマさが分かるはず!!
・サンジュンは納豆を克服したいんだと思う
当編集部で納豆嫌いと言えば、P.K.サンジュンである。「納豆と同じ空間にいたくない」と公言してはばからない彼。しかし、納豆を克服するためにスカイダイビングをするなど、きっと本心では納豆のことを好きになりたいに違いない。その意気を組んで、今回は彼に「ファブリーズ納豆」を食べてもらうことにした。
・3ファブすると良い匂い
まずは、3ファブリーズしてみよう。嗅いでみると納豆の匂いとファブリーズが混ざり合って、香水のような良い匂いになった気がする。粘りも若干緩和され、糸は引くがサラサラである。これなら大丈夫だろう!
しかし、匂い以前に納豆を見るだけで逃げ惑うサンジュン。「持つのも嫌だ」というので、雑誌をお盆替わりに納豆を乗せる。恐る恐る納豆に顔を近づけていく彼。克服なるか!?
「あーダメだ臭い!」納豆からの推定距離20cmで、そう声を上げて逃げるサンジュン。正直、「口に入れるくらいはできる」と思っていたが……納豆嫌いの嗅覚をなめていた。そして、私もヒヨっていた。もっと納豆が大豆になるくらい除菌しないとダメだ。
・15ファブで検証
というわけで、15ファブリーズくらいしてみた。もはやファブリーズでひたひたとなった納豆。これで納豆菌がもし生きていたとしても、圧倒的なファブリーズの海に封じ込められているに違いない。もちろん、匂いもファブリーズで塗りつぶされている。それでは納豆嫌いを呼んでみよう。サンジュンさ~ん!
体を縮こまらせて扉から顔だけを見せ、中の様子をうかがうサンジュン。その姿はまるで怯えたキツネリスのようである。半歩ずつ納豆に近づいていく彼。ほら、怖くない……怖くない。
その顔が先ほどの20cmを越えて、15cm、10cmと納豆に近づいていく。はたして、彼は納豆を克服することができたのか!? 続きは動画で確認してくれ!
なお、この試みは安全を考慮した上で行っているが、ファブリーズは布製品用消臭スプレーなのでくれぐれも真似をしないようにしよう。もし、口の中に入ってしまったりした場合は、水で十分洗い流しても大丈夫かどうか保証できないぞ。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.