ロケットニュース24

【マジかよ】椅子は左から座るのがマナーって知ってた? 衝撃的なその理由とは

2016年7月1日

ana14
私たちの生活になくてはならないものの1つである家具・椅子。腰掛けてひと休み、仕事をするために……などなど、いろんな場面で活躍している。きっと、生まれてこのかた椅子に座ったことがないという人はいないだろう。しかし、あなたは「椅子の正しい座り方」を知っているだろうか?

実は、ビジネスマナーでは椅子は左から座らなければならない。マジかよ! 入る方向とか決まってたんかい!! その理由を聞いてみたら、なるほど……確かにマナーの延長線上の話だった。

・「接遇&マナー研修」に行ってきた

私(中澤)がこのルールを知ったのは、ANAビジネスソリューションが行っている「接遇&マナー研修」でのこと。講師の先生は、元CAで年間100本以上の研修を行っているそうだ。

社会人の皆さんはマナーに詳しいかもしれないが、なにしろ私は就職したことがない。ビジネスマナーの「ビ」の字も知らなかったので、座学からロールプレイングまで全てが「へぇ~」ということの連続だった。

・椅子の座り方1つに感心

朝の10時から17時までみっちり2日間行われた研修の中で、私が一番「へぇ~」となったのが、椅子の正しい座り方とその理由。なんとなく座り方のルールがあるのは知っていたが、まさか入る方向まで決まっているとは思わなかった。

そして、左から座る理由を先生が話した時、受講者の間にも「へぇ~」というさざ波が広がった。もし、トリビアの泉だったなら、100「へぇ~」いってたと思う。

なお、椅子の座り方は左から入る以外に4工程も存在し、足さばきまで決まっている。マジか!? こんなのやったことないよ! もう一度言う。あなたは「椅子の正しい座り方」を知っているだろうか? 衝撃の椅子の座り方とみんなが「へぇ~」と納得したその理由は次ページで!!

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

【マジかよ】椅子は左から座るのがマナーって知ってた? その衝撃的な理由とは(その2)


さて、このページを見ているということは、椅子の正しい座り方を知らないということになるが安心してほしい。私も知らなかったし、知らないということは恥ではないと思う。むしろ、認められるあなたは素晴らしい。もし、知っているという人はこの機会に復習していただければと思う。それでは以下が椅子の座り方だ。

・椅子の正しい座り方

1. 椅子を軽く引いて左側から入る(左足を前、次に右足を斜め前に出し両足をそろえる)




2. 椅子と膝の間に5cmくらいの間隔をあけて立つ(片足を後ろに少し下げて、前を向きながらも椅子を確認しておくと良い)

3. 体を前に傾けないように、静かに浅く腰をかける

4. 両手で軽く椅子を押さえ、滑らせるように深く座る

5. 男性:肩幅ほどに足を開き、手は太ももの上で軽く握るか、添える
女性:手を太ももの上で重ね、膝、かかとをつける

──こんな椅子の座り方したことねェェェエエエ! そして、頭でわかっていても全然美しくできねーーーーーー!! いやはや、普段何気なく行っている動作ほど丁寧にすると難しいものである。そして、椅子に左から座る理由は以下の通り。

先生「右側はモノの上位にあたるため、椅子の右側に立つということはエラそうなイメージを相手に与えます。そのため、ビジネスマナーでは、左側から椅子に座ります」

至極マナーにのっとった納得の理由だった。「こんなに細かく決めることに意味あんの?」とめんどくさく思いがちなマナーだが、知らないと恥をかくこともある。だからって、大人になってしまうと今さら聞けないようなことも多い

上司の前や他社とのやり取りのような大事な場面で、丁寧に振舞おうとして「そういえばコレってどうやるんだっけ……」と思った経験はないだろうか? もしあるなら、接遇について学んでみると意外な発見があるかもしれないぞ。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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