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【なぜ?】警察が「盗まれた羊達」の顔にボカシを入れて公開

2016年5月16日

誰のプライバシーも保護されるべきだし、守られるべき境界線を越えて、他人にドカドカと土足で踏み込まれるような真似をされたら、やはり良い気はしないものだ。

それは、縄張り意識がある動物も同じことなのかもしれないが、ある警察が、「盗まれた羊達」の顔にボカシを入れて公開して話題になっているのだ。そんな警察の意図が、なかなかユーモアなので紹介したいと思う。

・盗まれてしまった羊達

‟盗まれた羊達” の顔にボカシを入れて公開したのは、イギリス中部のウェスト・ミッドランズ州の地元警察だ。後部のカーゴルームに羊を載せて走っている車を目撃した警察が、家畜盗難を疑い追跡したところ、スピード上げて逃げ始めた車が道路脇に停車していた別の車に激突!

すると、車から飛び出した男3人が逃走し、警官が問題の車に近づくと、羊3頭が車のカーゴルームに乗せられていたという。

・羊のプライバシーを保護して公開写真にはボカシが!

その後、警察のウェブサイトに、羊達が怪我もなく無事保護されたことが掲載され、なぜか、顔にボカシがかけられた羊の写真も公開。画像には、「羊達のか弱さと年齢を考慮し、身元を保護しています(冗談だよ!)」との注釈が添えられていたのだ。

‟プライバシープ(シープは英語で羊という意味)” とも呼びたい、警察なりのユーモアだったようである。だが、どこの農家から盗まれた羊なのか不明なため、この際、羊が未成年(!?)であろうとなかろうと、顔を公開してしまった方が飼い主が早く見つかりそうだ。警察は、地元の農家に羊の数が足りているか確認するよう呼びかけている。

・警察犬とヘリの追跡で容疑者が逮捕!

ウェスト・ミッドランズ州では家畜の盗難が多発しているとのことで、逃走した男3人は、警察犬とヘリコプターの追跡のおかげで見事に逮捕されたそうだ。

ちなみに、ウェスト・ミッドランズ警察のFacebookページには、今までに逮捕された犯人や容疑者の顔写真が、しっかりと掲載されている。人間よりも動物のプライバシーを優先してしまうとは、イギリス流のユーモアなのかもしれない。

参照元:Twitter ‏@MashableWest Midlands PoliceMashable(英語)
執筆:Nekolas

▼羊の顔にボカシが!

▼こちらはボカシなしの盗まれた羊

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