爆買いに象徴されるように急速な発展を遂げている中国サッカー。しかし、中身はあまり変わっていないようだ。というのも、そう思わずにはいられない衝撃的な乱闘が、2016年5月11日に行われた同国のカップ戦で勃発した。
武漢宏興 vs 江蘇蘇寧の試合で起きた乱闘劇は、一体どのようなものだったのか。YouTube にアップされた動画「Mass brawl between Wuhan Hongxing and Jiangsu Suning!CFA CUP」では、その様子を確認できる。
・相手に襲いかかる武漢宏興
乱闘が発生したのは、試合終了後のこと。0−1でアウェーの江蘇蘇寧(青)が勝利すると、武漢宏興(赤)は相手に襲いかかった。そして一度火がついてしまった彼らは止まらないし、止められない。カンフーキックも飛び出し、殴る蹴る。まさに大惨事となってしまった。
・観客も暴徒化
また、武漢宏興の観客席からペットボトルが投げ込まれている様子も動画に収録されており、完全に暴徒化といった状態だ。選手が選手なら観客も観客。対戦相手をリスペクトできないようであれば、スポーツをする資格はない。
・中国サッカーの現状
見ているだけで恐ろしい光景だが、江蘇蘇寧といえば現役ブラジル代表のラミレス選手が巨額で移籍したことでも記憶に新しい。爆買いで移籍した超一流選手は、中国サッカーの実態を見て何を思うだろう。
▼中国が世界標準レベルになるには、まだまだ時間がかかりそうだ。
▼カンフーキックも炸裂
Wu Xi attacked by unknown Wuhan player. pic.twitter.com/Hee7cJ5Uxi
— FC JIANGSU Forever (@FCJiangsu) May 11, 2016