一昔前までは「霜降り肉こそ正義」と思われていたが、赤肉ブームに代表されるよう、日本でも定番となった熟成肉。赤身の肉をあえて新鮮なうちに食べずに、旨味が凝縮するまで寝かせる食べ方である。だがしかし……。
霜降り肉ほどではないものの、熟成肉も結構高い! 「もっと安く激ウマ熟成肉が食べたい!!」と思っていたところ、ふとひらめいてしまった。そうだ、自分で作れば安いんじゃね? コストコとかの肉なら高コスパ確定なんじゃね? と……。
・2キロの赤身肉で熟成肉作り
肉の中の水分を蒸発させる「エイジドビーフの作り方」は、以前の記事でご紹介した。元々はアメリカの料理本に掲載されていたレシピであるが、その際は「340gのステーキ2枚(厚さ2.5cmほどのもの)」を使用すると記載されていた。……のだが、そんなんじゃ食い足りねえ!
男たるもの最低でもキロは食べたい! なんなら2キロ上等!! というわけで、コストコに足を運び、そのとき売り場で一番大きかった2023グラムのアメリカ産ビーフ肩ロース肉を購入。100グラム191円で税込3864円と、牛肉にしてはかなり安価だといえるだろう。それでは熟成肉の作り方を改めてご紹介するぞ。
・「超巨大熟成肉」のレシピ
【材料】
赤身肉:2キロ
ナンプラー:大さじ7くらい
ジップロック:1枚
ガーゼ:1枚
たこ糸:適量
【作り方】
1:肉をジップロックの中に入れナンプラーを投入。よく揉みこむ。
2:3日間冷蔵庫で寝かせる。
3:肉を取り出し、ガーゼで包む。
4:肉をぶら下げられるよう、ガーゼごと縛る。冷蔵庫の中につっぱり棒をセットし、肉をぶら下げ3日間寝かせる。
5:お好みの焼き方で食べる。
──以上である! 完成まで6日間かかるが、大した手間はなくたったこれだけで激ウマ熟成肉が出来上がってしまうのだ。分厚いので強火で表面を焼いた後は、アルミホイルでフタをして、超弱火で10分ほどずつ両面を焼こう。オーブンがある人はオーブンを使えばOKだ。
・値段もレストランの1 / 4ほど
食べてみると、ハッキリ言ってこんなウマいステーキ食ったことNEEEEEEE!!!!! てかマジでウマい!! 焼いているときから肉のイイ香りが辺りを支配していたが、これはヤバい!! 都内の熟成ステーキ店と値段を比較してみたが、最低でも75%オフ、高ければ90%オフくらいの神コスパであった……これはSUGEEEEEEE!!!!!
スペースがちょっと厳しいとは思うが、冷蔵庫を整理するだけの価値は絶対にあると私は思う。マジでほっぺたが無くなっちゃうほどウマいぞ!!
【追記】2016年5月2日21時52分
菌の繁殖も考えられるため、記事を一部修正致しました。あくまでもご自身で食べるだけに留め、くれぐれも他人に提供はしないようにお願いします。
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼ドーンとデカい肉を購入しよう。
▼ジップロックに肉を入れ、ナンプラーを入れてもむ。ナンプラーは多めでもOKだ。
▼冷蔵庫で3日間寝かせる。
▼3日後、取り出すとナンプラーの香りはほぼしない。肉も変色しているぞ。
▼100均で売っているガーゼで包む。
▼タコ糸で縛って、冷蔵にぶら下げよう。
▼さらに3日後!
▼キターーーーーーーーーー!
▼あとはお好みの方法で焼くべし!!
▼フタが閉まらないのでアルミホイルで代用。
▼これは正義! ジャスティス!!
▼このデカさ(笑)。都内の熟成肉レストランと比べてみたところ、少なくとも75%オフだった。
▼みんなもぜひ試してくれよな!