今までいろいろなカプセルトイを紹介してきた。その多くが見事な発想や細やかなディテールで作り上げられたもので、なかには感動さえ覚えるものもあった。しかし、それももう終わりだ……。カプセルトイ業界の発展は、この商品を持って終わりを告げるかもしれない。その商品とは……。
うんこだ! うんこだよ、うんこ! 一番作っちゃいけないものを作ってしまったか!! これ以上はないんだぞ! これに勝る飛び道具は、この世にないんだぞ! わかってるのか。実際に商品を手にしてみると、あまりにも精巧に出来過ぎており、もはや絶望しか感じない……。
・あらゆるものを凝縮した完全なる状態
改めて、うんこについて考えてみたいと思う。うんことは、ただの排泄物ではない。うんこはあらゆるものを凝縮した、完全なる状態を指す。うんこをさらにうんこな感じにすることはできないし、うんこをうんこ以下にすることもできない。いわば、不可侵な状態が完成してしまっているのだ。
・加藤茶のギャグ
つまるところ、うんこは最強だ。うんこは無敵だ。うんこに勝てるコンテンツがこの世にあると、私(佐藤)は想像することすらできない。そういえば、ある人が言っていた言葉を思い出す。かつて、加藤茶さんが「うんこち○ちん」というギャグを持っていた。うんこ + ち○ちん、強いて言えば、うんこに対抗できるのはち○ちんだけである。
・まさかカプセルトイに
とはいえ、序列としては「うんこ」ありきの「ち○ちん」ということになり、対抗できるとはいえ、勝ることはないのだ。あの、ち○ちんでさえ一歩譲るもの、それがうんこなのだ。まさかそれを、カプセルトイにしてしまうとはね(苦笑)。
・絶望の階段
残念だが、もうこれ以上のものはカプセルトイ業界に出てくることはない。いや、出てくることができない。誰がやったのか知らないが、一線を越えてしまったようだ。今まさに、絶望の階段を上り始めたのだから、その足を何とか後退させるべく手を打たなければ、さらなるうんこな世界に近づいていくことになりかねない。
たとえば、この企業が柔らかいうんことか固いうんことか、まっすぐなうんことか作り出したら、絶望は加速していく。それだけは絶対に避けねば。いや、もしかしたらすでに遅いのかも。
・私も……
なぜなら、このガチャは結構売れてるっぽい。ガチャの中を見ると、すでに商品は半分以下に減っていた。私も買ってしまったうちのひとりだ。私も汚れてしまったのか……。
・侮るな、見くびるな。そして
最後に頼みがある。聞いてくれるか……。うんこに手を出してしまった私も、そう長くないかもしれない。どうか次世代のために、うんこの正しい使い方を伝えて欲しい。誤った使い方をすれば、絶望へと進むことになりかねない、私のように……。うんこを侮るな、うんこを見くびるな。そして、これだけは覚えておいて欲しい。うんこを……、崇めよ……。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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▼カプセルのなかには、うんこしか入ってない……
▼こういう使い方しか思いつかないんだが……
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