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「牛角」のレインズがとんかつ業界に参戦! 早速行ってみたらドレッシングと漬物がひたすら邪魔だった

2016年3月22日

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焼肉チェーン「牛角」やしゃぶしゃぶレストラン「温野菜」を運営するレインズインターナショナルが、2016年3月21日東京・神楽坂にとんかつ専門店をオープンした。その名も「とんかつ さくら神楽坂店」である。

ついにレインズが、とんかつ業界に進出! 最近は牛かつが流行っているなかで、あえて “とんかつ” で勝負するとは。しかもライバルの多い業態である。3年間でFC100店舗を目指すというのだが、その実力はどれだけのものだろうか? 早速食べに行ってみたぞ!

・数多くの飲食店

お店は東西線神楽坂駅とJR飯田橋駅のちょうど間くらいの場所にある。飲食店がひしめき合う神楽坂のど真ん中だ。席数は全60席で、縦長の店構えで割と広々としている。

・行列なし

私(佐藤)が訪ねたのは、開店翌日22日のオープン直後である11時。これはもしかして、行列になっているかな~……。と思ったら、全然並んでない。ひょっとして、レインズが運営していることが、それほど知られていないのかも? まあいいや、すんなりと入れた。

・価格は割高

ブランド豚を使用していることが売りのこのお店、メニューを見てみると、それほど安いとは言えない価格設定。この日は、北海道・山形・栃木・千葉のブランド豚で揃えており、銘柄が一目でわかるようになっていた。

神楽坂という立地を加味した価格なのか。やっぱりちょっと高い。牛丼チェーン松屋が運営するとんかつ店「松乃家」は、500円からロースかつ定食が食べられる。販売戦略が違うとはいえ、3年で100店舗の展開を目指すのなら、もう少し安い価格設定の方が良いのでは……。

・ドレッシングと漬物が……

注文すると、最初に中くらいの丼に入ったキャベツと、ドレッシング3種・漬物3種が出てくる。キャベツはまあ良いとして、ドレッシングと漬物がとても邪魔。ドレッシングなんて卓上に置いておけば良いのに、わざわざ専用の什器(じゅうき)に入れたものが出てくる。すでに目の前は器でいっぱい。これにご飯と味噌汁ととんかつが出てくるんでしょ? どこに置くのよ。

ちなみにご飯と味噌汁とキャベツとドレッシングと漬物はおかわり自由。だからドレッシングは、卓上に置いておけば良かろう。おかわり自由に入れる意味あるのかな?

・とんかつに注力して欲しい

私が注文したのは、本日の特撰ヒレ「匠味豚」(1780円 税別)。こんなもんかなと思うけど、先に出てきたドレッシングと漬物のせいで、とても存在感が小さく見える……。これなら、ドレッシングと漬物の手間を省いて、少し値段を下げるか、もしくはとんかつに注力して欲しい。

豚はたしかにウマい。衣サクサク、肉質はとても柔らかく、塩を少しかけただけで肉の甘味を存分に感じられるほどだ。申し分ない、できればもっと食いたい。キャベツやドレッシングや漬物は、マジでどうでもいいから、もっと肉を食えるように価格とかサービスを工夫して欲しいのが、正直な意見である。

・ドレッシングと漬物がネックになる

ちなみに、私ひとりが食事をするために、卓上に並べられた什器は全部で約20個あった。これを下げたり洗ったり、再び盛り付ける手間を考えると、ランニングコストがかかり過ぎている。このままの仕組みでFC展開すると、FC店は速攻で行き詰まると思うので、仕組みを抜本的に見直すことを強くオススメする。そのくらい、あのドレッシングと漬物は厄介だ。

・今回訪問した店舗の情報

店名 とんかつ さくら神楽坂店
住所 東京都新宿区神楽坂5丁目1-1神楽坂コアビル1F
営業時間 平日11:00~15:00、17:00~23:00 / 土・日・祝日11:00~23:00

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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